クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1006 / 本
- 発売日: 2009-02-06
- 版型: 単行本(ソフトカバー)
- 252 ページ
エディターレビュー
内容紹介
わずか5台のコンピュータが世界を席巻する……
あなたのビジネスの常識を覆す「クラウド・コンピューティング」の全貌を解説。
■クラウド・コンピューティングとは何か
IT業界最大の創造的破壊といえる「クラウド・コンピューティング」という概念を整理し、
周辺技術との関連と合わせてわかりやすく解説する。
■クラウド・コンピューティングのメリットとは
クラウド・コンピューティングを導入することで、圧倒的な「コスト削減」と
「システムの柔軟性」を両立できることを、事例とともに紹介する。
■IT業界の巨人たちの動向
グーグル、アマゾン、マイクロソフトほか、IT業界の巨人たちはどのような
戦略をとっているのだろうか。それを分析することで、クラウド・コンピューティング
時代の到来の必然性が明示される。
■クラウド・コンピューティングを自社のビジネスにどう活かすか
業態や企業規模によって、最適なクラウド・コンピューティングとの付き合い方は
異なる。本書では自社のビジネスにクラウド・コンピューティングを導入する際の
判断基準となる戦略的フレームワークを提示する。
■クラウド・コンピューティングで世界がどう変わるか
クラウド・コンピューティングの影響は広範な範囲におよぶ。
クラウドの影響を受ける分野を列挙し、どのような変化が予想されるかを概観する。
内容(「BOOK」データベースより)
圧倒的な低コストと導入スピード…個人、ネットベンチャー、中小企業、大企業それぞれにとって最適なコンピュータとのつき合い方を問い直す。
著者について
野村総合研究所技術調査部 主任研究員。
大手メーカーのシステムコンサルティング部門を経て、2001年より現職。現在、ITアナリストとして、先端テクノロジーの動向調査、ベンダー戦略の分析、ユーザー企業のIT利用動向調査を推進。同時にそれらを基にしたITの将来予測とベンダー、ユーザー双方に対する提言を行っている。専門領域は、SaaS、SOA、オープンソース・ソフトウェア、仮想化などのITサービス、IT基盤技術。
著書に『SaaSで激変するソフトウェア・ビジネス』(毎日コミュニケーションズ)、共著に『EA大全』(日経BP社)、『ITロードマップ 2009年版』(東洋経済新報社)などがある。新聞、雑誌、Webなどへの寄稿、講演多数。
カスタマーレビュー
類書の中で群を抜く情報量と深い分析
クラウドを解説する本の中では一番よくまとまっていると感じた。実際、ランキングを見るとクラウド関連の本の中では一番よく売れているようだ。他の本がほとんど文章だけであるのに対し、この本は図表やデータが多いため、非常に分かりやすく、説得力がある。
また、情報の網羅性も群を抜いている。クラウドの活用やクラウド・ビジネスへの参入を計画するにあたって、気になる点は一通り網羅されており、リファレンスとしても利用できる。
情報が若干古いといって評価を下げているレビューもあるが、情報の鮮度はWebに求めるべきで、書籍にそれを求めるのは違うように思う。
なにより、ユーザー企業のクラウド活用に向けたフレームワークやクラウドがIT業界に及ぼすインパクト、将来に向けた課題などがデータや具体例とともにわかりやすく整理・分析されており、ユーザー企業、ベンダーの立場に関わらず、ITに関わる人なら読んでおいて損はない。
クラウドの負の面にも触れられており、過度にブームを煽ることなく、中立的な立場から書かれている点でも本書の信頼性は高い。
ニコラス・カーの「クラウド化する世界」で大局観をつかみ、本書で詳細を把握すれば、クラウドに関して重要なポイントは一通り押さえることができるのではないだろうか。
クラウドについてよく理解できる良書!
2008年秋現在の最新情報を盛り込み、クラウドについての言葉の定義、歴史、プレーヤー、現状及び今後の展望がよくまとめられている。
著者は、クラウドの適用性をコア・コンテクスト(差別化の観点)及びミッションクリティカル・非ミッションクリティカル(リスクの観点)で4事象に分け、
コア・ミッションクリティカル :自社開発(クラウドに頼らない or プライベートクラウド)
コンテクスト・ミッションクリティカル :SaaS
コア・非ミッションクリティカル :PaaS、HaaS
コンテクスト・非ミッションクリティカル:SaaS
という分類をしている。
コア・ミッションクリティカルの業務は、セキュリティ、信頼性(SLA)、データ秘匿性、障害時の対応などを考慮すると、
当面クラウドへの移行は不可能と言えるだろう。
日本の大手のシステムインテグレータは、今後、この自社開発のパイを争うことになり、
中小のシステムインテグレータは PaaS におけるサービス開発、SaaSのカスタマイズなどを担うようになっていくと著者は予想する。
システムインテグレータに身を置く私としては、今後のクラウドの展望についてはいろいろ考えさせられた。
その他、ベンダビジネス、データセンター、ホスティングサービス、PC、Webブラウザなどあらゆる分野に波及し、
まさに破壊的イノベーターとなり、パラダイムシフトを呼び起こすと述べている。
それほどクラウドの衝撃は大きいということだ。
このクラウドが成熟したときに世界はどのように変わっているか非常に楽しみでもある。
本書は、まだ足下が暗い夜明けのクラウドのよきガイドとなってくれるであろう。
破壊的イノベーションになるか?まずは本書からスタートです
著名アナリスト、NRIの城田氏による、渾身の力作です。
クラウド・コンピューティング本はすでに急速に出版されて
いますが、本書がたぶん、一番情報が網羅されているし、客観的に
分析、整理されていて、偏りがない。
しかも、グーグル、アマゾン、マイクロソフト、セールスフォース
など、メディアやWebzineで「目立つ」情報だけでなく、IBM、オラクル、
AT&Tなど、エンタープライズ向けのクラウドサービスの動向も詳しく
収集、分析しているところが、さすがと思わせます。
また、単にネタを収集するに終わらず、クラウドコンピューディングの今後
を予測する枠組みとして、ジェフリー・ムーアやクリステンセンの理論を
思考の枠組みとしているところは、その辺のジャーナリズム本とは
一線を画す。ネットの「あちら側」だけでなく、ウルトラ・モバイルPCを
もめぐる、クラウドの「こちら側」の革新も含めて、情報革命のメガトレンド
を丁寧に、浮かれることなく、冷静に整理、分析しているところがすごい。
「今、そこにある」サービスを克明に収集し、分析しただけでなく、
今後のクラウド化への「パラダイムシフト」をにらんで、できている
こと、できておらず課題であること、も克明に整理。
特に、各国が、データ保護法とも言うべき、予防線を張っている現状は
たぶん一般にはあまり知られていないのではないか?
ひとまず、現時点のカッティング・エッジを集約したすぐれた本書を
出発点として、クラウドコンピューディング(や、
グリッド・コンピューティングや、サービス化、
ユーティリティ・コンピューティングなど)が、果たして、
一過性のバズワードなのか、本物の革命、パラダイムシフトなのか、
を見定めることができると思います。





