クルーグマンマクロ経済学
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #6534 / 本
- 発売日: 2009-03-20
- 版型: 単行本
- 625 ページ
エディターレビュー
内容紹介
2008年にノーベル経済学賞を受賞し、歯に衣着せぬ評論で一般の読者の間でも高い人気を誇る著者による、マクロ経済学の入門書。
「これまでとは違う本を書きたかった」
本書のはしがきで、著者のポール・クルーグマンはこう宣言している。この言葉どおり、経済理論と現実経済の事例が絶妙なバランスで組み合わさっていて、教科書としてだけでなく、読み物として読んでも楽しめるような内容となっている。
マクロ経済はどのように動くのか、マクロ経済学はどのように生まれたのかといった基本的なところから説き起こし、経済と経済学の流れを俯瞰できるような記述となっている。経済上の大事件として1930年代の大恐慌がたびたび登場するなど、昨今の経済危機を考えるヒントも与えてくれる、知的刺激に富んだ本。
内容(「BOOK」データベースより)
独創的なアイデアと斬新な方法論で時代を画する研究をし、政治経済に関する評論で一般読者の間でも高い人気を誇る、ノーベル賞を受賞した経済学者による、世の中が見える入門書。読みやすさを極めた「アカデミックエンターテインメント」。
著者について
ポール・クルーグマン
プリンストン大学経済学部教授。2008年、ノーベル経済学賞受賞。同大で定期的に経済原論を担当している。イェール大学で学士号を、MITで博士号を取得。現職以前には、イェール大学、スタンフォード大学、MITで教鞭をとった。1982~83年には1年間大統領経済諮問委員会(CEA)のスタッフも務めた。主な研究分野は国際貿易。収穫逓増と不完全競争に焦点を置いた「新しい貿易理論」の創始者の1人である。国際金融、特に通貨危機の問題にも取り組んでいる。1991年、アメリカ経済学会のジョンベイツクラーク賞受賞。日本語への翻訳書多数。
ロビン・ウェルス
プリンストン大学経済学研究員。同大で定期的に学部の授業を担当している。シカゴ大学で学士号を、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。その後MITで博士課程終了者として研究活動に携わる。ミシガン大学、サウサンプトン大学(イギリス)、スタンフォード大学、MITで教鞭をとる。彼女の教育・研究の関心は組織論とインセンティブ理論にある。常時、学術ジャーナルに寄稿している。
[訳者紹介]
大山道広(おおやま みちひろ) 東洋大学経済学部教授.
石橋孝次(いしばし こうじ) 慶應義塾大学経済学部准教授。
塩澤修平(しおざわ しゅうへい) 慶應義塾大学経済学部教授。
白井義昌(しらい よしまさ) 慶應義塾大学経済学部准教授.
大東一郎(だいとう いちろう) 東北大学大学院国際文化研究科准教授.
玉田康成(たまだ やすなり) 慶應義塾大学経済学部准教授。
蓬田守弘(よもぎだ もりひろ) 上智大学経済学部准教授。
カスタマーレビュー
マクロ経済学をきちんと勉強したという実感が得られる
非常に面白く,非常に分かりやすいのだけど,読むのにけっこう骨が折れる.骨が折れる理由は分厚いからではない.平凡な教科書においては読者が理解度が不十分なままに読み進めてしまうであろう部分が,本書では読者を突き放すこともごまかすこともなしに,読者に考えさせるように書かれているからである.このような理由から,本書は,「下手な授業で勉強するより本書で独習する方がマシ」というものではなく,「授業がよっぽど素晴らしいわけじゃないなら本書で独習する方がよい」という水準のものだと言える思う.
何よりも際立っているのは,言葉の定義をものすごく念入りに丁寧に行っていることであり,そのために,普通のマクロ経済学の教科書と比べて厳密さが格段に上のものに仕上がっていると思う.定義を蔑ろにして数式展開をしている教科書とは決定的に違う.レビューの最後に,このことを表す文章を二つ引用しておこう.
・「何よりも必要なのは,意味に言葉を選ばせることだ.その逆ではない.」(はしがきより)
・「これで,本当のマクロ経済学の学習に進むことができる」(p.211より)
「理論」と「実践」がわかる良テキスト
本書は2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏によるマクロ経済学の教科書。
ミクロ経済学の評価が高かったのと同様、本書も期待を裏切りません。
テキストの構成は
各章の冒頭に身近な経済トピックスを提示して読者を引き込み、
その後に経済理論や制度の説明に移ります。
例えば、12章の「財政政策」では日本の明石海峡大橋の例を出してから本題に入ります。
また、図や表が非常に充実しているので読んでいて飽きません。
1章あたり20〜30ページ程度なので、息切れすることなく読みきれるのではないでしょうか。
欠点を挙げるとすると価格が高いこと、(重いので)持ち運びが不便なこと、ページ数が多いことくらいです。
しかし、それに見合っただけの”中身”が詰まってます。
いかにもアメリカの大学生向けテキスト
日本の大学の授業で「経済学原論」など取って、あまり経済学に面白みを感じなかった小生も、アメリカの経済学のテキストは読んで面白いと感じたことがある。それは、マンキューのテキストだった。
民主党と自民党の経済政策論争を、より深く理解しようと、今回、久しぶりに書店で経済学テキストを漁った結果、辿り着いたのが、この本である。
読み進めるにつれ、グイグイ引き込まれる面白さ。帯に「アカデミックエンターテインメント」と書かれているが、その通り、これは一種のエンタメである。
本書の原著は2006年の出版であるため、リーマンショック以降のことについて触れていない。原著は第2版が2009年5月に出版されており、どのようなコメントがされているのかも楽しみである。
余談だが、アメリカのテキストには、面白いものが多い。前出のマンキューに加えて、コトラーの『マーケティング・マネジメント』、ダモ・ダランの『コーポレイト・ファイナンス』等々。
アメリカの大学教授は、読みやすく、面白いテキストを書けば、世界に売れて印税が入るし、有名になるし、たまにはノーベル賞など取れるし、モチベーションが上がりやすいのだろう。
日本の大学の先生にも、いつまでも翻訳だけやってないで、歴史的な「面白いテキスト」を書いて欲しいものである。





