スティグリッツ マクロ経済学
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #320944 / 本
- 発売日: 2001-04
- 版型: 単行本
- 803 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
『スティグリッツ経済学』全3巻完結。米CEA委員長、世界銀行上級副総裁の経験が経済学のテキストベースに活かされた、現実感覚あふれる入門教科書です。
内容(「MARC」データベースより)
為替レート、金融改革、財政赤字、貿易摩擦…。経済の大きな流れだけでなく、経済学の最先端の成果などをわかりやすく解説する。日本語版コラム・補論を充実させた、95年刊の第2版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スティグリッツ,ジョセフ・E.
イェール大学、オックスフォード大学を経てスタンフォード大学教授。1993年3月以来クリントン政権に大統領経済諮問委員会(CEA)委員として参画し、1995年6月よりCEA委員長、アメリカの経済政策立案に力を発揮した。また、1997年2月から1999年11月にかけて世界銀行上級副総裁兼チーフエコノミストをつとめた。現在は、スタンフォード大学教授。1979年には40歳以下の若手経済学者の業績に対して与えられるジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞。将来のノーベル経済学賞候補の一人とされている。活動範囲は幅広く、とくに情報、時間とリスク、金融市場、財政、貿易、開発など、経済学の多様な分野に新しい角度から鋭い分析を行っている
藪下 史郎
1943年兵庫県生まれ。66年東京大学経済学部卒業。72年イェール大学Ph.D.横浜国立大学教授を経て、現在早稲田大学政治経済学部教授
秋山 太郎
1957年青森県生まれ。79年横浜国立大学経済学部卒業。84年東京大学大学院経済学研究科修了。現在横浜国立大学経済学部教授
金子 能宏
1958年東京都生まれ。85年一橋大学経済学部卒業。90年一橋大学大学院経済学研究科修了。93年同大経済学博士。現在国立社会保障・人口問題研究所室長
木立 力
1954年青森県生まれ。78年横浜国立大学経済学部卒業。85年京都大学大学院経済学研究科修了。現在青森公立大学大学院経営経済学研究科助教授
清野 一治
1957年東京都生まれ。85年東京大学大学院経済学研究科修了(経済学博士)。現在早稲田大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
啓蒙書としての性格
「スティグリッツ ミクロ経済学」の姉妹書です。英語版はミクロ・マクロ合わせて1冊だったということもあり、構成は左の本と一貫しています。
趣旨についても、ミクロ編と同様です。モデル操作の習熟よりも経済学のインサイトを身につけることを優先させています。
ところで、スティグリッツの本で初めて経済学を学ぶ人と、教科書の(新古典派の)基礎を一通り学んだ後でこの本を改めて読むのとでは、大分その効果に違いがあるような気がします。
私は国家試験がらみの勉強で、多少機械的にモデルを身につけた後でこの本を手にとったのですが、「自分が何をしているのかよく分かった」と感じました。
一方でこの本から経済学に入った人は、(良い意味も込めて)ディレッタントになるか、あるいは衒学趣味に走ってしまいそうな気もします。
これは、「なぜ経済学のモデルを学ぶのか」「モデルはどのような場合に有効なのか」という、この本に貫かれている極めて学究的な姿勢に触発されて、「何故~か」という問いを立てたくなるとき、起こることではないかと思います。私に関して言えば、自分でモデルを定義してみたいなどと思うようになりました。機械的なモデル操作を学んでいたときは思わなかったことです。
この本を読んでいるうちに、むしろそのように自由な思考を巡らしたくなるよう、仕向けてあるのかもしれないです。
この本を理論の書として評価する能力は私にはありませんが、この本がすぐれた啓蒙の書であるのは私にも何とかわかります。
スタンダードな理論を知りたい人に最適
本書は、マクロ経済学に関するスタンダードな理論を詳述し、かつ数学が殆ど使われていないので、マクロ経済学の基礎理論を学ぶ上で相当参考になる。また、幅が広いので、大学の講義で分からない所を辞書的にひく読み方ができるだろう。日本の読者向けに書かれた「補論」は抽象的な理論に慣れていない年次の学生が、具体的なデータをもって取り組めるようになっている。第1部・第2部共に雇用を題材に理論を展開しているので、2000年以降の僕たちにとっては既にして関心材料が身近にあることとなる。
ただ、マンキュー本と違って分量が厚く、詳述される説明の連続にはある程度のスタミナが求められている。長期休暇など時間が空いている時に一気に読むとか、頁数をいちいち決めて継続して読むようにしないと投げ出してしまう。従って、例えば非経済学部学生が公務員試験に使う時は、余力がある人以外には勧めにくい。その代わりある程度理解できれば、初心を振り返る時に何度も参照することができると思う。
下の方もいっているが、本書はスタンダードなのであって入門的な内容とはいえず、初学者が読むと理解する以前にペダンティックな読み方で終始してしまいかねない。もちろんそれは本書の問題ではなく、読者の読み方の問題なのだが。
誠実に現実と向き合ってきたスティグリッツ経済学
スティグリッツ経済学の三分冊の第三・マクロ経済学編である。
論述のスタイルとペースは、他二冊と同様であるが、現在入手可能な本書は、原著第二版によるところが、入門・ミクロと異なる点である。
ノーベル経済学賞を受賞しながら、数年で忘れ去られる経済学者もいる中、過度にイデオロギーに取り込まれるなく、政治的に立ち回ることも無く、誠実に現実と向き合ってきたスティグリッツ経済学を知る上で基本となる著作である。





