ペンネームの由来事典
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #484977 / 本
- 発売日: 2001-09
- 版型: ハードカバー
- 331 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
忘れがたき故郷をしのび、また恋人や恩人の名にちなんで、ときに師にあやかって、気に入った和漢の古典から命名し“もう一つの自分”を実現した日本の近代作家244人の雅号・筆名の由来を明らかにする。
内容(「MARC」データベースより)
忘れがたき故郷をしのび、また恋人や恩人の名にちなんで、ときに師にあやかって、気に入った和漢の古典から命名し「もう一つの自分」を実現した、日本の近代作家244人の雅号・筆名の由来を明らかにする事典。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
紀田 順一郎
昭和10年(1935)神奈川県横浜市に生まれる。本名、佐藤俊。昭和33年(1958)慶応義塾大学経済学部卒業。書物論、メディア論を専攻。評論のほか創作活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
その人の生き方にかかわる筆名
単なる詮索的な興味からではなく、人間の生き方についての、本質的なものと関わりがあるように思って、この事典は著者によって編まれた。245人の近・現代の文学者が一人1頁の解説を施している。この一冊を備えておけば、必要に応じて筆名の由来が分かって便利である。ここでは、その由来がおもしろいと思われる人を列挙してみよう。
何はともあれ、まず二葉亭四迷(本名、長谷川辰之助)文学などやる者は「くたばってしまえ」と父親にどなられて、これをもじったものであるというのが定説。正岡子規(本名、常規)は喀血して、鳴いて血を吐くホトトギスという発想による。ちなみに、ベースボールを野球と訳したのは子規。幼名(のぼーる)から考えだしたもの。三島由紀夫(本名、平岡公威)学習院中等科時代「花ざかりの森」発表に際し実名を伏せる意味でしぶしぶ乗換の三島駅から見える雪(由起)夫にした。火野葦平(本名、玉井勝則)は「糞尿譚」で第6回芥川賞の際に夫人の旧姓「火野」、「葦平」はその名のヨシノからとった。江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーをもじったものであることぐらいは誰しも知っているが、本名、平井太郎であることを知る人は少ないのではなかろうか。司馬遼太郎(本名、福田定一)は『史記』の司馬遷に遼(はる)かに及ばないという意味である。釋超空(本名、折口信夫)は本来の「のぶお」という読み方をきらって「しのぶ」とする。山本周五郎(本名、清水三十六)は徒弟時代に大事にしてくれた主人の名をもらった(雅)

