ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #319849 / 本
- 発売日: 2000-10
- 版型: 文庫
- 283 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
美味しい郷土料理を給仕しながら、夫の友人が持ち込んだ問題を次々と解決してしまう新しい型の安楽椅子探偵――八王子の郊外に住む作家の奥さんが、その名探偵だ。優れた人間観察から生まれる名推理、それに勝るとも劣らない、美味しそうな手料理の数数。随所に語り口の見事さがうかがえる、直木賞受賞作家の筆の冴え。解説・加納朋子
内容(「BOOK」データベースより)
讃岐名物の「醤油豆」。焼いたカマスのすり身と味噌をこね合わせた「さつま」、黒砂糖と醤油で煮つけた豆腐と揚げの煮物。カラ付きの小海老と拍子木に切った大根の煮しめ。新ジャガと小ぶりの目板ガレイ(ぼくらの郷里ではこれをメダカと呼ぶ)の唐揚げ…次々と美味しいものを作るぼくの妻は、なんと名探偵だった!数々の難問を料理するそのお手並みを、とくとご賞味あれ。
内容(「MARC」データベースより)
グータラ作家の僕の家に訪れる河田刑事の狙いは、妻の手料理とその手際さながらの名推理。キッチン・ディテクティブをご賞味あれ! 美味しい料理と名推理のコージー・ミステリー。
カスタマーレビュー
和み系探偵!
正直読み終えるのがもったいなかった。いつまでも読んでいたかった。そう思わせる本だった。
ぼくという語り手は「作家」である。
たのまれ仕事の縫い物をする、料理上手な奥さんがいる。
しかし、なんとその奥さんが安楽椅子探偵なのだ。
事件のストーリーとしては、そう特記すべきほどの事はない。
しかし、この奥さんの作る料理は実に美味そうなのだ。
それから「作家」のぼくと周囲の人との会話はまるで、漫才のようなのである。
住んでいるのが八王子の奥。
庭にはオリーブが植わっており、ブルーベリーの苗も植えたそうな。
白い彼岸花が咲くその庭にミミズクが餌をもらいに来る。
そんな情景が心から離れない。
五感すべてに訴えられ、とても心地よく私の心に響いた。
静かな生活、美味しいお料理
八王子の郊外のミミズクが遊びにくる一軒家で主人公と奥さんは
暮らしています。
主人公は作家で、奥さんは和服のお仕立てをしたりしているので、
出歩いたりすることなんかはほとんどなく、二人は一日の大半を
家の中で過ごしています。
そんな二人の生活のリズムを刻んでいるのは、奥さんの作る美味
しそうなお料理です。
登場してくるお料理は四国では定番のもののようですが、私にと
っては、初耳のものばかりで、そのぶんますます美味しそうに感
じられてきます。
お料理上手で聡明で控えめな奥さん。男の方からみたら理想の奥
さんかも知れないですね。そんな奥さんのもとには、主人公の友
人達がお料理と謎解きを求めて集ってきます。
ミステリーとしては、?という部分といち部もありますが、二
人のまるで漱石の世界を思わせるような暮らしぶりと美味しそう
なお料理には一読の価値があります。
因みに、私は、この本を読んで鰹節派からイリコだし派に改宗し
てしまいました。
雰囲気が好きです。
奥様探偵推理小説(たいていは料理上手)は数々ありますが、この作品はかなり違ったオモムキです。
この奥さん、ゴシップは嫌いそうですし、噂話や社交場からヒントを得たりもしません。
最初に聞いた事件から、2.3の確認事項を小説家の夫にお願いするとそれを聞いた上で事件を解決してしまう。
家から出ない探偵さんなんです。
事件解決の妙もさることながら、とても美味しそうなお料理、お庭で感じる季節感、ご夫婦の会話のなんとも言えない愛らしさ。
そこだけ時間がゆっくり流れているような、素敵な雰囲気のお宅にゼヒ訪問してみたいと思ってしまいます。





