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ライ麦畑の迷路を抜けて

ライ麦畑の迷路を抜けて
By ジョイス メイナード

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商品の説明

The daughter of brilliant, adoring parents, Joyce Maynard grew up writing, publishing her first book at age eighteen. But there were stories about which she could never write: her father's drinking, her mother's ambition to see Joyce succeed, and her year-long relationship, at age eighteen, with a mesmerizing man thirty-five years her elder: the legendary writer J.D. Salinger.

This unflinchingly honest memoir explores the pain and confusion of early heartbreak as well as the wisdom, redemption, and triumph acquired when--seeing her own daughter turn eighteen--Joyce Maynard at last embraces the disquieting truths of her history and dares to break free of paralyzing shame and silence.


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  • Amazon.co.jp ランキング: #262795 / 本
  • 発売日: 2000-02
  • 版型: 単行本
  • 345 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
十八歳で「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に発表した文章に感動したJ・D・サリンジャーから届いた手紙が始まりだった。彼は彼女にとって神となった。二人の知られざる愛の生活と母と娘の確執。感動を呼ぶ回想記。

内容(「BOOK」データベースより)
大学の文学部の教師の父親と、その優秀な教え子であった母親の次女として生まれた著者は、教育熱心な母親の指導のもと、18歳にして「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に「十八歳の自叙伝」を発表する。全国から寄せられたファン・レターの中に、すでに世捨て人のように隠棲していたJ.D.サリンジャーからの一通があった。二人のあいだに文通が始まり、お互いにお互いを渇望するようになる。イェール大学に入学した彼女は、やがて大学を捨て、当時53歳でホメオパシーと自然食を信奉するサリンジャーとの同棲生活を始める。彼女にとって彼は神のような存在になったが…。知られざるサリンジャー像と濃密な母娘関係に彩られた女流作家の回想。

内容(「MARC」データベースより)
隠遁生活を送る53歳のJ・D・サリンジャーと、18歳だったジョイスの秘められた愛の生活、そして訣別。知られざるサリンジャー像と濃密な母娘関係に彩られた女流作家の回想記。


カスタマーレビュー

サリンジャーの素顔4
 身も蓋もなくいってしまえば、サリンジャーと恋愛をし、別れた女性の回想録である。当時、18歳であった著者は、雑誌にのせた記事がきっかけで53歳のサリンジャーとの文通がはじまり、恋に落ちる。一時同棲もするが、それも長くは続かなかった。サリンジャーと別れたあと、コラムニスト・作家として成功し、結婚・離婚も経験する。そしてサリンジャーとの過去を回想録にまとめ、25年ぶりにサリンジャーに会いにゆく。かつてサリンジャーは彼女のことを「本物の作家になる」と言った。しかしその人の口から、「きみはゴシップを書いて、これまでやってきた。空虚で、無意味で、不快で汚らわしいゴシップだ」といわれ戸口で追い返される。

 この場面にいたるまでの人生を、俗物を嫌うサリンジャーとは逆に、自分に正直になることが唯一読者につながる道であると信じて、彼女は詳細に記す。なぜこの女性にサリンジャーが惹かれたのか。この才気のなかに読者もおぼろげながら見えてくるはずだ。しかし、読みおわってみると、やはりサリンジャーの素顔がもっとも印象に残る。

 本の出版後、彼女は子供の学費稼ぎのために、サリンジャーから受けとったラヴレターをサザビーズのオークションに売り出す(なかなかやる)。奇特な金持ちが1900万円でそれを買い取り、サリンジャーに返却する。またこの本が出版されたのち、同じように彼と文通をしていたという女性が三人もあらわれる。

 サリンジャーの小説が心の傷痕を扱っていることを知っている読者なら、この本を読んで幻滅することはないと思う。また、そう思いたい。「エズメに捧ぐ」のなかの利発な少女の姿を、現実のなかでいまだに求めつづけている彼に、いたましさを感じることはあってもだ。汚辱を愛するといったあの少女は、サリンジャーにとって永遠の少女でもあったのだろう。作家にとって作品が地上の花であるなら、ここに描かれているのは地下の根のようなものだ。この根の猛々しさは作家の業といってもいい。やはりサリンジャーは一筋縄ではいかない。サリンジャーのファンは多いと思うが、花だけではなく、根の部分もぜひ一読してほしい。