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中国権力者たちの身上調書―秘密文書が暴いた処世術・人脈・将来性

中国権力者たちの身上調書―秘密文書が暴いた処世術・人脈・将来性
By アンドリュー・J. ネイサン, ブルース ギリ

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  • 発売日: 2004-08
  • 版型: 単行本
  • 294 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
ひそかに海外に持ち出された調査報告書が明かす、最高指導者たちの暗闘、そして経済、政治、外交など内外政策にたいする本音。

内容(「MARC」データベースより)
北京の秘密主義のベールを破り、権力委譲劇の詳細と、新政権内部の勢力図、最高指導者たちの人柄、抱負までを取り上げる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ネイサン,アンドリュー・J.
コロンビア大学政治学教授。中国政治および外交政策の専門家。1971年ハーバード大学で博士号取得

ギリ,ブルース
プリンストン大学政治学博士課程の学生

山田 耕介
翻訳家。1935年、大分県生まれ。元東京新聞・中日新聞記者。東京外国語大中国語科卒。63年、東京都立大大学院を中退し、東京新聞に入社。香港、マニラ特派員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

権力交代が行われた中国を知るタイムリーな本4
 江沢民世代から現在の胡錦濤世代までの、権力者たち身上書や、権力闘争や派閥関係等、江沢民がいかに権力を手中にしたか、また現在の執行部がどういう派閥構成か、漏洩した秘密文書をもとに著者が解説していく。

 江沢民が軍事委員会主席の地位を下りる前に書かれた本で、その背景について述べられていないのが唯一のマイナス。

 政治に権力闘争は不可欠だが、共産党いう独裁国家の割には、人事は公正で透明感があるのには驚いた。

 二世議員がものを言うどこかの国よりは、大違いだし実力者を登用している。

 著者が文中
「有能な若い幹部を昇進させる鄧の二十年にもおよぶ計画が意図どおり実現した事実(中略)党が東欧とソ連崩壊後十年以上も政権の座にとどまっている一助になるかもしれない。」
と政権が実力者により構成され、江沢民でさえ思うように自分の派閥内の人間を主要ポストにつけられず、胡錦濤はむしろ江沢民一派ではない状況を分析している。

 まさに同感である。世界や日本、北朝鮮の社会主義が崩壊していく中、現状安定した政権を維持する中国共産党は、ある意味指導者の力量によるところが大きいのだろう。

 狭いスペースであるが、中国が深刻な貧富の差をかかえ、国民の不満が限界点に近いことも紹介している。

 アジアの安定には中国の政治的安定が不可欠だ。

 人権を抑圧されている中国人民には申し訳ないが、中国共産党が今後も指導力を発揮することは、ますます重要になるだろう。

相も変らぬ中国皇帝政治4
第一世代が毛沢東、周恩来、第二世代がトウ小平、第三世代が江沢民、そして第四世代が胡錦濤たち。
(ちなみに毛沢東から江沢民までは漢字に一発変換できたが、胡錦濤はできなかった。これだけでも笑えたが)
いくら第四世代がテクノクラートの色彩が強いといっても、何せあの国のこと。
まともに受け止めたら馬鹿をみる。にこやかな彼らの笑顔の後ろにある権力闘争。
江沢民の権勢をやっとこ、蹴倒した胡錦濤。彼は表向きは中国トップに立ちながらも、
極めて慎重にことを進めてきた。そして江沢民の上海に手をつけて、名実共に独立した
力を持った。軍部はまだのようだが、そのうちにこれも抑えるだろう。
そして、そんな彼らの眼中には中国人民の「幸福」というものはあるのだろうか?

2千年以上にわたって続いてきた「皇帝制」が、「中国共産党」という亜種になって、ここにある。

中共の人事を知るには一番4
本書は中国の政治・外交専門のコロンビア大学教授の書かれた、
いわゆる「第四世代」の横顔を、中国共産党内部から流出したとされる
身上調書に基づいて描いた書である。

中国共産党指導部は、国際的に最も知られていないトップの一つであり
彼らの思想・方針については噂や伝聞の域を出るものは少なく
国際的な政治・外交に携わる多くの関係者を悩ませている。

もちろん本書の原データも真実のものかどうかはわからない。
しかし新政治局常務委員の一人一人についてきちんと整理した本は意外と少なく
そんな意味でも彼らの履歴を調べるときに辞書的に便利な書だと思われる。