通天閣
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #182510 / 本
- 発売日: 2006-11
- 版型: 単行本
- 203 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
どうしようもない人々が醸し出す、得体の知れないエネルギーが溢れている大阪ミナミ。社会の底辺でうごめく人々の愚かなる振る舞いや、おかしな言動が町を彩っている。主人公は、夢を失いつつ町工場で働く中年男と恋人に見捨てられそうになりながらスナックで働く若い女。八方ふさがりに見える二人は、周りの喧噪をよそに、さらに追い込まれていく。ところが、冬のある夜、通天閣を舞台に起こった大騒動が二人の運命を変えることに…。
内容(「MARC」データベースより)
夢を失いつつ町工場で働く中年男と、恋人に見捨てられそうになりながらスナックで働く若い女。ふたりは周りの喧騒をよそに、さらに追い込まれていく。しかし、通天閣を舞台に起こった大騒動がふたりの運命を変えることに…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西 加奈子
1977年、テヘランで生まれ、エジプトで育った。その後、大阪で生活してきた。関西大学法学部卒業。2004年『あおい』(小学館)でデビュー、05年『さくら』(小学館)が大ベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
中盤以降は星4つ
ベストセラーの「東京タワー」に比べると、やはり高さの分、差がついたということか。
読み始めは少したいくつな気がしたが、徐々に引き込まれていった感じがする。大阪人の僕などには確かに染み入るくだりがあるが、関東の人にはどうだろうか。
微妙にクロスすることになる、中年男と若い女性。「あぁ、そういうことだったのか。」と物語の途中でわかる謎かけめいたストーリー展開は、なかなかのもの。
うまくいかない人生を送っている人、一読です。
偉大なる通天閣!
本の世界に入り込むまでにすご〜く時間がかかります。
序盤は本当に面白くない。
でも二人に欠けているものが見え始めると少しづつわかってくる。
関西独特のノリとテンポの良さで読ませます。
二人に欠けているもの・・・それは「愛情の記憶」。
愛すべきものを愛してあげることもできなかった後悔と、
愛してほしかった人に愛されなかった過去。
恋愛だけでなく、広い意味での愛。
それを沢山傾けられたり、あるいは抱いた経験は
その人自身を作る大きな要素になるものなんですね。
東京の人にとっての「東京タワー」、
そして大阪の人にとっての「通天閣」って
何か大きな意味のあるものなのでしょうか。
人生に立ち止まってしまった時、
高い建物に登ってみるっていいかもしれない♪
下界に見える町並みや人、車の小ささを見たら、
何かふっきれるものがあるかもしれません。
「愛」を感じる作品
登場人物がだれもぱっとしない人ばかりです。美男美女も出てこないし、順風満帆な人生を送っている人も出てこない。舞台になっている場所も人情味あふれる感じの町ではあるが、人情を感じるような人間関係は描かれていない。でも、この作品にとっても「愛」を感じました。感動的な文章や素敵な言葉がちりばめられている、というわけでもないのに、文章一遍だけを読むと粗雑で淡々とした文章なのに、最後まで読むと心に何か温かなものが残っている、そんな作品でした。著者の中で一番好きな作品になりました。





