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クルーグマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫)

クルーグマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫)
By ポール クルーグマン

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  • 発売日: 2009-04-08
  • 版型: 文庫
  • 410 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
経済にとってほんとうに大事な問題は何?実は、生産性、所得分配、失業の3つだけ。じゃあなぜ、貿易赤字やインフレ、はたまたグローバル金融市場の狂乱が問題視されるの?―経済の根っこにある問題は何かをきっちり解き、世間を騒がす財政赤字・貿易戦略・通貨政策などなどをじっくり検証する。これを読めばもう、巷に溢れるインチキ議論や報道に惑わされない!ノーベル賞経済学者クルーグマンによる、これ以上やさしくは書けない決定版経済テキストにして、読んで楽しいエンターテインメント教養書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クルーグマン,ポール
1953年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.を取得。イェール大学、MIT、スタンフォード大学などで教鞭をとる。現在プリンストン大学教授。82~83年、大統領経済諮問委員会委員。IMF、世銀、EC委員会のエコノミストも務める。91年、40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞、2008年、ノーベル経済学賞を受賞した。著書多数

山形 浩生
1964年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。大手シンクタンクに開発コンサルタントとして勤務。同時に、経済、文化、コンピュータなど、幅広い分野で評論、執筆、翻訳活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

黙読するな。朗読しろ。4
この本、内容はすばらしいのですが、普通の本読みには辛い。文体が口語調でしかもかなりくだけている…というかほとんど粉砕されているから。原著も確かにくだけた表現が多いが、「さいころステーキ」を「離乳食」にまで砕かなくても…
なので、普段、本を読みなれていない人とか、本を黙って読めない人、ほかの人に朗読して聞かせたい人などには、実はこの本はピッタリです。漢字の難易度を無視するなら…中学生ぐらいが丁度いい。

内容は「1994年当時の最新ケイジアン経済学入門」みたいな感じです。ただし、直接経済学を教える、というよりは
「今あなたが目にしている経済状況っていうのは、こういう風に解釈できるんだ。
ニュースではこういうことに目くじら立てているけど、そこは実は関係ないんだよ。」
という感じで、現実とのマッピングがどうなっているのか、経済学ってちゃんと役に立つんだよ、という実例のような本になっています。

ちょっと怖いのは、2011年以降のベビーブーマーが引退するタイミングが近づいている点。実はこの本、2010年以降何が起こるかまじでわかんね、と言っているので…その直前に大不況に陥って大丈夫かいな…あるいは逆にこのタイミングで大不況ってもしかしてラッキー?? ねぇ??? どっち???? と、Part 2 が欲しくなります。実は最近出たクルーグマンの本に、この 2011年問題を今回の不況と絡めた話って一本もないんですよねぇ…。

文体? 細けえことはいいんだよ。問題は中身だ5
 門外漢のための絶好の経済入門書。文体がイヤって文句のある人は、原書を英語で読めばいいんです。

 経済学の本って、まったく経済学をかじってない人に本当に薦めにくい。用語が、読めない、難しい、わかんない、英語なんて読めない、、、(岩田規久男さんのでも難しいんだそうです)

 そういう人に薦めるなら、この本。中身は間違っちゃいないんだから。

 そもそも日本で問題なのは、有識者という皆さんと、マスコミの皆さんとがマクロ経済オンチなために、マスコミの電波を浴びてる一般の人々までマクロ経済オンチなこと。その日本の経済ジャーナリズムの程度の低さを打破するためには、高橋洋一さんの新書の試みや、この本のような試みは、経済学通の人が思っている以上に重要だと思う。上位/下位概念もこの本で見通しが立つわけだし。

かなり読みにくい1
訳者が、読者にわかりやすくさせようとしているためか、かなりくだけた文体で書かれている。

「保険をつくればいいじゃん。」「改善できるかとゆーと」「現実はもっと退屈なの。」

内容は悪くない本だが、変な文体のおかげで読むのに非常に苦労する。普通の文章から突然語尾だけくだけた文体が時折表れるため、スムーズに読むことが難しい。

訳者の意図が完全に裏目に出てしまった本である。