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水曜日は狐の書評 ―日刊ゲンダイ匿名コラム (ちくま文庫)

水曜日は狐の書評 ―日刊ゲンダイ匿名コラム (ちくま文庫)
By 狐

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  • Amazon.co.jp ランキング: #152226 / 本
  • 発売日: 2004-01-11
  • 版型: 文庫
  • 425 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
お父さんたちが通勤電車で手にする夕刊紙「日刊ゲンダイ」で22年間の長期連載となった〈狐の書評〉。小説・マンガ・写真集など、取り上げる本は幅広い分野におよび、紹介された本よりも、書評のほうが面白いとのウワサもちらほら。絶妙な文章、鋭い論理、わずか800字に込められた本への異常な愛情は、読者を興奮させずにはおかない!狐の書評最新版、文庫オリジナル。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

匿名の書評家。1981年2月から夕刊紙「日刊ゲンダイ」で書評コラムの執筆を開始、2003年7月までに1188本の書評を発表。そのほかの雑誌でも活躍中。「日刊ゲンダイ」のコラムは、現在休載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

エレガント5
とにかく書評のスタンスが柔軟だ。岩波の漱石全集における謡曲の注釈は正確ではないと鋭く指摘する一流の知識人であり、難解と思われがちなナボコフの小説の快楽を分かりやすく説く啓蒙家でもある。山田宏一や岡崎京子の魅力を一ファンとして恥ずかしげもなく正面から褒めちぎり、ロジェ・グルニエの短編集の書評では好敵手として阿部昭を持ち出すトリッキーなコラムニストでもある。科学の世界でエレガントとはシンプルに本質を抉ったような論証に冠せられる形容詞であり、狐の書評はまさにエレガントな文章の連続と言える。後継者が特に見つからないのが残念だ。

書評家・読書家の鑑5
書評の書評は不毛(と、少なくとも私はそう思っている)なんだけど、ことこの狐の本に関しては書きたいことがありすぎる。

2004年発行、過去最新4年分(連載自体は22年間。驚異)のものだが、文章の瑞々しさや論評における比較方法・引用などはまったく色あせない。こういうのを普遍的というのか。

しかしまぁ狐さん、なんでも読むわ読むわ。

白眉は川上弘美『センセイの鞄』。