モンテ・フェルモの丘の家 (ちくま文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #414230 / 本
- 発売日: 1998-10
- 版型: 文庫
- 340 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
マルゲリーテの館はモンテ・フェルモにある。友人たちはこの館がモンテ・フェルモ(不動の山)の名の如く、いつまでも存在すると信じていた。何が起こっても〈ここ〉さえあれば…。60年代から70年代にかけてそれぞれが謳歌した自由。そのつけを、今、砂を噛む思いで支払っている主人公たち。手紙形式で登場者の心を表現し切った話題の小説を名手・須賀敦子のすばらしい訳で。
カスタマーレビュー
青春を振り返る気になったら読む本
須賀敦子の名訳によるナタリア・ギンズブルグで、原題は「La citta` e la casa (都市と家)」。多数の書き手による書簡体という手法を使っているのは大作「マンゾーニ家の人々」と同じだが、「モンテ・フェルモ」の書簡はフィクションである。主人公のジュゼッペは次々と家族に死なれ、もう一人の主人公ルクレツィアも不倫によって結婚を崩壊させ、赤ん坊に死なれて相手の男とも別れる、という一見救いようのない話だが、非常に透明感のある文章で最後まで一気に読ませる。訳者が後書きで指摘しているとおり、同じ「家族」をテーマにした「ある家族の会話」に比べると確かに完成度は低いが、身につまされるという点で評は星4つとやや甘くなった。





