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宮沢賢治全集 全10巻

宮沢賢治全集 全10巻
From 筑摩書房

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  • 発売日: 1997-07
  • 版型: 文庫

カスタマーレビュー

月夜のでんしんばしら5
 宮沢賢治の作品のなかで「月夜のでんしんばしら」を
読んだとき「あーーー彼はどんな人なのかと」自分が
遅く生まれてきたことをくやみました。

 動かないでんしんばしら、そしてやはりうごけない
でんしんばしら達との夜の語らい。もーなにもいいません
読んでくださいとしか。

 同時代にいたらわたしは彼のうしろをゆっくりと
歩いてみたかった。ことばは必要以上に飾りすぎるが
宮沢賢治という人は飾らない。すべてが良いことではない
が、悪いことばかりではないときっとカタカナで子供ばかりでなく
わたくしたち大人にももう一度問いかけていたように
思えました。

 時代はかわっても、基本はいつも変わらない。
今、宮沢賢治が人々から親しまれているというのは、行き止まり
の閉塞の中にいるわたくしたちが新鮮な空気を浴しているからなのかも
しれません。

この全集を箱ごと大人買いしてみるべし5
宮沢賢治は、雨ニモマケズと忍従したか、銀河鉄道に乗って逃避したか、詩を書いて修羅となったか…
純朴で柔和な人格者と評判の賢治が、若者に託した言葉がある。(全集第2巻所収)
新しい時代のコペルニクスよ ― 新しい時代のダーウィンよ ― 新たな時代のマルクスよ と。
賢治の死後数十年経ったが、日本や世界を革命的に転換する新しい偉人は生まれただろうか?