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このまま滅ぶな、日本

このまま滅ぶな、日本
By 櫻井よしこ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #580996 / 本
  • 発売日: 2004-07-02
  • 版型: 単行本
  • 254 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
崩壊する教育、戦略なき外交、国民を裏切りつづける小泉改革…なぜ日本は真っ当な国家に脱皮することができないのか。

内容(「MARC」データベースより)
崩壊する教育、戦略なき外交、国民を裏切り続ける小泉改革…。なぜこの国は正常な姿へと変わることができないのか。愛する日本の情けない現状を女性ジャーナリストが斬る!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桜井 よしこ
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、現在はフリー・ジャーナリスト。1995年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、98年には『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

櫻井よしこ、あやまてり。3
櫻井よしこ、あやまてり。

最近、一年半ほどの執筆をまとめ、加筆したのが本書だ。ほかの問題では異論がないが、イラク問題に異議ありである。2003年9月に執筆した、「今、必要な自衛隊派遣の準備」で、バクダッドの国連事務所が攻撃を受けた今こそ自衛隊派遣の準備をすべきだと述べる。櫻井氏の理由は二点ある。一点目は、イスラム原理主義が民主主義そのものを神の敵に位置付けているのであるから、日本は民主主義擁護の立場に立つべきというものだ。二点目は、現状は日米同盟を最優先させることが日本の国益に適うというものだ。

一点目の疑問:民主主義のためなら侵略行為も許容してしまうのだろうか。

二点目の疑問:櫻井氏が指摘してきた道路公団民営化問題や教育問題で、一番の問題点は利己的な利益優先で、理想の喪失だと言ってきた筈だ。官僚、政治家や国民が私利私欲を捨てて日本の国益のために尽くしなさいと論じてきたのではないだろう。国益には理想も含まれると定義しているなら、それは詭弁というものだ。外交は所詮各国の利権のせめぎ合いだとしても、イラク戦争は歴然としたアメリカの侵略行為であり、そこに日本の理想など存在しない。

物事の本質は、私欲だろうと国益だろうと、理念を打ち捨てても豊かになりさえすればそれで良いという戦後日本の体質に問題があり、それに辟易しているからこそ今日の日本の凋落があるのではないのか。何らかの利益になれば良いのなら、官僚が懐を肥やすのも、政治家が既得権に固執するのも、国民が私欲に走るのも認めるべきだ。櫻井氏は、国益に適えばそれですべて良しだったのかという疑念が渦巻いてしまう。

「大儀なき戦争に加担すべきでない」が私の意見だ。
アメリカとの関係が悪化しようとも、歴史的な高所から見て、100年後、200年後の日本人が誇りをもって振り返れる政治決定をすべきだと思う。櫻井よしこ氏は、一番信頼するジャーナリストだったのだが、考えが改まってしまった。