企業戦略論【中】事業戦略編 競争優位の構築と持続
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #13224 / 本
- 発売日: 2003-12-05
- 版型: 単行本
- 298 ページ
エディターレビュー
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原書は、アメリカのビジネススクールで近年評判が高い経営戦略論のテキストブック(教科書)である。経営戦略論は経営学の一分野であるが、多くの分野のなかでいま最も研究が活発だ。その理由は「経営資源に基づく戦略論」(Resource Based View、以下RBV)が影響力を高めているからだ。そのRBVの旗を振っている中心的人物が著者のバーニーである。
本書の論述は、先行研究のレビューに基礎づけられた、アカデミックに健全なものである。が、記述は平易かつ説得的で、よく練られている。夥しい数の戦略事例が挿入されていて、それもおもしろい。内容は、「戦略とは何か」「パフォーマンス(成果)とは何か」「脅威および機会の分析」「企業の強みと弱み」の分析で構成されている。
この巻は文字どおり基礎的な議論に充てられており、RBVの特色が一貫して出ているわけではない。例外は「企業の強みと弱み」を論じた第5章だ。企業の強みと弱みは伝統的な議論で頻繁にとりあげられてきたが、この章では明確にRBVの観点から、価値(V)、稀少性(R)、模倣可能性(I)、組織(O)の4要素でそれを分析するVRIOフレームワークが提唱されている。またVRIOを用いた例として、デル(パソコン)とソフトドリンク業界に関する秀逸な分析も出ている。本書の最もおもしろい箇所である。
本書は3巻本の邦訳の1冊目だが、それでも300ページを超えるボリュームだ。それほど議論は包括的・体系的で、多岐にわたっている。概念的説明だけでなく事例も多く、論述はサービス精神にあふれている。標準的なテキストブックの執筆に著者が驚くべきエネルギーを注いだことが分かる。これは要するにプロが書いたテキストブックである。アメリカのビジネススクールが日本で通常考えられているよりアカデミックな性格が強いことを、読者は本書から感じとるだろう。(榊原清則)
出版社/著者からの内容紹介
垂直統合、コストリーダーシップ、製品差別化、リアルオプションなど、個別の事業戦略を解説。
欧米MBA校の人気テキストがついに翻訳完成。従来の競争戦略を中心とした戦略論に、リソース・ベースト・ビュー(経営資源に基づく戦略論)の概念を統合させた初のテキストであり、企業の目的から戦略の本質を明確に定義づけ、一貫した「成功を収めるための戦略」を網羅的に解説する。
内容(「BOOK」データベースより)
「初心者に向けた分りやすさ」と「研究者に向けた詳細な分析」を両立、基本から応用まであらゆる理論を網羅した決定版。
カスタマーレビュー
すごい切れ味だ!
上巻は、戦略を考える上で、企業環境を分析するツールの解説です。
戦略とは何か、組織のパフォーマンスに関わる、数々の説。
SWOTというのは、どのようなツールなのか、どう使うのか?その限界。そして、SWOTの各要素(機会、脅威・・)を分析するためのツールとしての、ポーターの理論の説明、限界、事例などです。
各学説、概念、などの経営学上での位置づけ、考え方の肝、などが分かりやすく整理されてます。ある程度知っているつもりでしたが、「目からうろこ」的な所が、かなりありました。切れる人が、わかりやすく書いた本という印象です。切れ味抜群。
読みやすいし、詳しいし、お勧めです。かなり得した気分です。
中巻は、レベルもUP
中巻も、気合入ってます。
垂直統合、コストリーダーシップ、製品差別化については、それが、どのような考え方なのか、それぞれの戦略が、なぜ、どうすれば、競争優位に結びつくのか、競争優位が築けるのか、それぞれの戦略のリスク、戦略を遂行するための組織は?が詳しく分析されています。資源ベースの視点から、例えば、差別化を行うには、このような資源が、有効だ!というような分析です。
柔軟性は、ほとんど、リアルオプションの説明でした。リアルオプションそのものの説明、必要性、なぜ競争優位に結びつくのか?等です。
談合の章は、ゲーム理論が元になった話だと思います。これまた、経営資源との関係、競争優位との関連等が書かれています。
談合の章が、若干薄めで、あとの章は同じぐらいのボリュームです。
上巻よりも、狭く深い内容になっていて、上巻より、読むのに苦労しました。中巻からでも読めますが、上巻から読んだ方が、考え方のつながりがわかって良いと思います。
練習問題がついていて、これまた、うーんと考えさえる良い問題だなぁ、という印象です。
MBA課程・ビジネスマン向け戦略論テキスト
本書は現代有効とされる企業戦略論をすべて網羅し、かつ必要とあらば個々の理論を深く学ぶ道筋が示された戦略論テキストとして完成度が高い。ポーターはもちろん、米国の現在の戦略理論分野で主流となったリソースベースドビュー、また企業経済学の基本である取引費用コスト理論、そして多角化理論等、ありとあらゆる重要な企業/戦略理論が網羅されている。各理論の長所短所が全て記載されているのも信頼できる。





