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新訳 産業人の未来―改革の原理としての保守主義 (ドラッカー選書)

新訳 産業人の未来―改革の原理としての保守主義 (ドラッカー選書)
By P.F. ドラッカー

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  • Amazon.co.jp ランキング: #371903 / 本
  • 発売日: 1998-06
  • 版型: 単行本
  • 272 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
第2次世界大戦の最中にあって、戦後の自由社会を構想した初期の代表作。

内容(「MARC」データベースより)
一人ひとりの人間が「位置」と「役割」をもち、そこに存在する権力が納得しうるものでなければならないという産業社会のあるべき姿を論じたドラッカーの主著。戦中の1942年に刊行したもの。〈ソフトカバー〉


カスタマーレビュー

最も読まれないが最もおもしろい本5
経å-¶å"²å­¦ã®ãƒ‰ãƒ³ã¨ã-てè'-名なドラッカーではあるが、経å-¶ä»¥å¤-の分野のè'-作も、あまり読まれていないようだが数多く存在ã-ている。そã‚"なドラッカーのè'-作の中でも最も知的興奮ã‚'å'¼ã³èµ·ã"すのが本書だろう。

本書の中でドラッカーは19ä¸-ç'€æœ«ã«ç¤¾ä¼šãŒå•†æ¥­ç¤¾ä¼šã‹ã‚‰ç"£æ¥­ç¤¾ä¼šã¸ã¨é©å'½çš„変貌ã‚'遂ã'てã-まっていたが、そうã-た社会の変åŒ-にもé-¢ã‚ã‚‰ãšäººã€...の意識は商業社会の原則のままであるがゆえに社会は機能ã-なくなってきていると指æ'˜ã™ã‚‹ã€‚特に「価値」「規律」「正統な権力」「組ç¹"」といったものが希è-„になったため、人ã€...が自分の「位置」と「役割」ã‚'見失い、「自ç"±ã€ãªç¤¾ä¼šãŒå'©å£Šã-かかっていると言う。そã"でドラッカーは「æ"¹é©ã®åŽŸç†ã¨ã-ての保守主義」ã‚'掲ã'、単なる「反動」によらず、未来ã‚'見据えã!¦ã¯ã„るが現実的かつ地å'³ãªæ-¹æ³•で「機能するç"£æ¥­ç¤¾ä¼šã€ã‚'積極的に作り出さなくてはならないと主張するのである。

1942å¹'初版の古い本だが保守主義とはなにかというã"とã‚'含めて、本書からå¾-られるものは現在でも非常に大きいと思う。

ドラッカー、自由と保守を洞察する5
「どうすれば良い社会を作れるか」社会科学の永遠テーマともいえるこの命題に、ドラッカーが挑みます。本書でドラッカーの言う良い社会とは、「自由な、機能する社会」です。そのモデルを、19世紀のイギリス保守思想とアメリカの建国の知恵に求めました。「自由な機能する社会」は2つの条件を備えていると言います。「その社会は位置と役割を個人に与えうるか」「権力を行使する機関に、権威を認められた正統性があるか」反対に、悪しき例としてルソーに淵源を持つ全体主義とファシズムを示し、さらにファシズムを自由の放棄と戦争によって社会を機能させようとする試みと断じます。ファシズムの本質的要因は、国民性でも産業構造でも地理的要因でもなかった。国民が位置と役割を得られぬことに絶望し、選択と責任を放棄したからであった。ドラッカーの自由の定義はJ.Sミルの自由とは全く異なる。ミルは「自由の名に値する唯一の自由は、我々が他人の幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人の努力を阻害しようとしない限り、われわれは自分自身の幸福を自分自身の方法において追求する自由である」(自由論)としています。これでは援助交際をも自由と居直る放縦につながりかねません。一方、ドラッカーは「自由とは解放ではない。責任を伴う選択である。楽しいどころか一人ひとりにとって負担である。自らの行為、社会の行為について自ら意思決定を行い、それらの意思決定に責任を負うことである」とします。ドラッカーの自由が断然優れているのは一目瞭然でしょう。

本書では経済・組織・制度論を超えて、哲学的洞察から社会作りを語っています。本書が出版されたのは戦中の1942年。60年前にすでに、共産・全体主義に対し哲学的ともいえる反駁を加えていたかと思うと、その洞察力には驚くばかりです。

なぜもっと読まれないのか・・・5
ようやく日本でもまっとうな保守派の主張が聞かれるようになりました。自由を取り違えて壊れかかった日本の社会への危惧からだと思いますが、「自由とは権利ではなく義務である」という本書の中の記述ほどズバリとリベラルの間違いをついたものを読んだことがありません。
高い本でもないしもっと読まれて良いはずなのに。