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ロロ・ジョングランの歌声

ロロ・ジョングランの歌声
By 松村 美香

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  • Amazon.co.jp ランキング: #190858 / 本
  • 発売日: 2009-03-06
  • 版型: 単行本
  • 332 ページ

エディターレビュー

内容紹介
第1回城山三郎経済小説大賞受賞作。「もっとも城山賞に相応しいロマンある作品」(佐高信氏)「一気に読ませる高いレベルのエンタテインメント」(高杉良氏)選考委員絶賛!!



単純な正義では語れない国際協力の光と影



城山三郎経済小説大賞を受賞した本作は、格差社会の濁流に揉まれながら生きる道を模索する人々を描き、国際協力のあり方を問いかけている。新聞記者だった従兄の殉死の謎を追う主人公・菜々美がインドネシアで経験する様々な出来事を通して、支援現場の空気を感じ、戦後補償から始まった日本型ODAの現状に触れる。女性記者の仕事と恋、ODAを巡る政治と経済。単純な正義では語れない国際協力の光と影の向こうに、貴方は何を見るだろうか。

内容(「BOOK」データベースより)
東ティモールで殉死した従兄・稔の後を追い記者になった藤堂菜々美は、中部ジャワ地震の被災地取材の機会を得る。援助する側と取材する側の確執を知り、単純な正義では語れない国際協力の表と裏に葛藤する菜々美。更に、稔の死をめぐる疑惑までが浮上する…。女性記者の仕事と恋、ODAをめぐる政治と経済を描きながら、経済格差が存在する世界で個人はいかに生きるべきかを問う意欲作。第1回「城山三郎経済小説大賞」受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松村 美香
東京生まれ。筑波大学で修士(経営学)を取得。国際開発コンサルタントとして、カンボジア、インドネシア、モンゴル、ザンビア、パレスチナなどの開発調査に参加。『ロロ・ジョングランの歌声』にて、第1回城山三郎経済小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

読者を惹きつける魅力5
著者のこれまでの作品の、「ジャカルタ炎上」では吹き抜ける颯爽とした風のような読後感があり、「犬死一番の謎」では、無関係に見える様々な事象がストーリー最後になって、ピタッとパズルが完成するような快感がありました。本作は、この過去の二つの作品の良い部分がさらに洗練され、活かされ、読み始めた読者を離さない魅力のある作品となっています。また、著者が実際に携わっている日本のODAの実態にも迫る作品となっており、非常に楽しめるエンターテイメントでありながら、一般の小説とは一線を画していると思いました。次作がさらに期待されます。

一気に読んでしまいました5
巧みなストーリー展開に加えて、
主人公の女性記者の働くことへの葛藤やODAの持つ課題や現場の現実にはリアリティがあり、ある種の共感と疑問符を追いかけているうちに自然と読み終えた。
読後感もさわやかで、作者の次回作を期待したくなる作品。

社会情勢などの、予備知識がなくても、充分楽しめます。5
私にとっては、関心のない国が舞台であったが、読んでいるうちに、どんどん読む速度が加速していった。国際コンサルタントという、作者のバックグラウンドのもと、国際開発の話が出てくるところでは、本当の話なのか、作者の考えなのかと、興味深く読んだ。主人公の女性のセリフ回しも、小気味良かった。作者の他の作品も読みたくなったし、次の作品もおおいに期待する。