大器晩成―中国昔話大集〈2〉 (アルファポリス文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #268380 / 本
- 発売日: 2008-01
- 版型: 文庫
- 303 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
才能はあるのに、なぜかずっと試験に受からず長年勉強を続けていた男。初めて合格した時には、57歳になっていた―「大器晩成」。科挙合格を目指すもなかなか通らない男。妻は内職で夫を支え十年我慢したが、とうとう愛想をつかし離縁してしまった。が、その後男は見事合格。出ていった妻は別れたことを悔やんで―「蘇秀才」。悠久の歴史のなかに語り継がれる中国の昔話は、奇妙奇天烈、驚天動地!摩訶不思議な物語を集めた、中国昔話大集第2弾。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
話 梅子
広島県生まれ。中国文学好きが昂じて平成十年中国古典小説の現代語訳を配信するメールマガジン「中国の不思議な役人」を創刊。まぐまぐの殿堂入りメールマガジンに選ばれる人気となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
盛りだくさん!
タイトルだけみると運勢や人生占いのようですが
実は昔の中国を舞台にした短編集です
日本ではあまり知られていないお話が訳されていて
ちょっぴり不思議なお話もあれば
シビアな社会のキビシイ現実に共感するお話もあります
いつの時代も上司のイジメやイヤガラセってこんなんなのね
それらをかいくぐって道を拓くお話もあるので,励みにもなるかも?
特に表題の"大器晩成"は57歳まで学生で,やっと試験に通り
そこからトントン出世していくお話で
人生決して早い遅いは関係ないと実感させられました
逆に本来の時期ではないのに,裏で小細工して無理やり試験に通った男の
その後さんざんな末路を描いた"合格者の名簿"
また運によって,どう転ぶかわからないお話も多々
("さそり太守","仁宗の手箱","憶えていた名前","劉玉書の幸運"ナド)
名奉行並みの見事なお裁きの話もあれば
中国版リア王のような"老教官と三人の娘と甥"などその他多数
スパイスの効いた妙味をぜひご堪能下さい
役人の役職名など,中国についての基礎知識がないと
唐突に出てくる漢字の列挙に戸惑うかもしれませんが
巻末には役職についての説明一覧(便利!)もありますし
わからなくても,何となくこれぐらいの地位かな?と察して,それなりに楽しめます
たくさんのエピソードが詰め込まれているので時代はまちまちのようですが
読む限り,明や清のお話が多いでしょうか?
科挙が多く出てくるので,少なくとも宋代以降かな
役職と漢字に慣れてない人には取り付きにくいので星4つとしたいところですが
このお値段でこれだけ載っているのはお買い得ということで5つにします
本の雰囲気は著者のホームペーに紹介されているいくつかの
お話で試してみることが出来ます.検索してみて下さい
試験と役人
2005年に出た単行本『中国の不思議な役人』の改題・文庫化。
「中国昔話大集」の第2巻である。
中国の役人にまつわる話が集められている。科挙、賄賂、出世、名声、裁判など、「役人」にいかにもというものが多い。
出典は実にさまざま。非常に多くの資料を読み込んでいる人のようだ。これは見たことがある、というのがほとんどない。
中国文学に詳しい友人の情報によると、訳文も正確らしい。日本語として読む分にも違和感がない。
数頁程度の短い物語が多いので、百物語に使ったりしてもいいかも知れない。




