商品の詳細
平和構築と法の支配―国際平和活動の理論的・機能的分析

平和構築と法の支配―国際平和活動の理論的・機能的分析
By 篠田 英朗

価格: ¥ 3,990 1500円以上は送料無料 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp

7 新品/中古商品価格 ¥ 2,150

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #381648 / 本
  • 発売日: 2003-11
  • 版型: 単行本
  • 255 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
「法の支配」という視点から平和構築活動に迫った本書は、第1部において国連文書等の分析を通じ基本概念の説明を行い、さらに思想的・歴史的背景を描出することで全体像を浮き彫りにする。第2部では和平合意・選挙活動・法執行活動・司法活動など問題領域ごとに各地の平和活動の実情を具体的に検討し、実践の要請に応え得る戦略的モデル「法の支配アプーチ」を提示する。日本の国際貢献を巡る議論に確固たる視座を与え、多くの人の夢―戦争のない世界―実現に向けて放たれる、国際政治の最前線を踏まえた鮮烈なメッセージ。

内容(「MARC」データベースより)
国連文書等の分析を通じ基本概念の説明を行い、思想的・歴史的背景を描出することで、「法の支配」という視点からの平和構築活動に迫る。「戦争のない世界」実現に向けて放たれた、国際政治の最前線を踏まえたメッセージ。

出版社 創文社, 2003/12/22
平和到来への道程を明快に、そして具体的に描いた希望の書!!
これからの国際政治学をリードする、新進気鋭の著者による日本語での本格的デビュー作が出版されました。24歳のときに国連カンボジア暫定統治機構の選挙要員として歴史的瞬間に立ち会った篠田さんが、その後イギリスでの留学・出版を経て、まったく新しい国際関係論を打ち立てたのです。平和構築の理論を概念的に、そして分析的に描き平和への具体的プロセスと戦略論を指し示したこの本は、学生時代ボランティア活動に没頭した篠田さんならではの、紛争現場の実態に即した冷静で力強い思考が滲み出ています。おかげさまで第3回大佛次郎論壇賞(朝日新聞社主催)を受賞し、2003年12月11日の同朝刊に特集記事が、翌12日の朝日新聞には篠田さんによるエッセー「平和を戦略的に考える」が掲載されています。本書と併せて、どうぞ御一読をお薦めします。


カスタマーレビュー

伝統的な「平和維持活動(PKO)」から、"keeping"をとってしまって5
もっと広範で包括的な「平和活動(PO)」の重要性が指摘されるようになってきた中、紛争地域に揺るがない平和を実現するため行われる「平和構築活動(Peace Building Operation)」が国連のみならず、日本にとっても現実の政策課題として存在していることを認識し、平和構築の現場で活躍する実務家にも有益な視点を提供しているとってもよい本です。

得てして学者先生方のこの手に関する本は、「私は『平和構築』をこのように独創的に概念規定してみました、わっはっは」で悦に入り、現場で働く者にとってお勉強にはなっても活動する上では何ら参考にならないものであったりしますが、この本は「平和構築活動」の目的実現に向けた戦略的な視点を見出そうとする観点から丁寧な論解説を進めており、好感が持てます。

紛争の最大の原因を「法の支配」の欠如という制度的な側面に見出すか、貧困という経済・社会的な問題に見出すか―著者は、制度的な側面も重視し、「平和構築」において「法の支配」を確立するという政治的な活動に注目している点も興味深い。

平和構築と国際平和活動の関係が明確に5
 本書は第3回大佛次郎論壇賞を受賞した。平和構築という現代の国際社会が抱える課題に、「法の支配」という切り口で正面から挑んでいるのが本書だ。我が国では、平和構築に関して、ようやく理論的に整理を始めたばかりで、類書が少ないなか、本書は学術書として極めて貴重な一冊だ。さらに、平和構築の現場で、選挙支援や司法制度整備などに取り組む専門家にとっても参考になる。

 平和構築において最も重要な点は、「法の支配」に基づく社会作りを進め、暴力に拠らない紛争解決のメカニズムを確立することである。通常は、「正義と平和」といった対峙でとらえられる問題を、著者は「司法と平和」という視点で議論し、司法を個人の罪の追及、平和を社会の問題ととらえる。また、和平合意と紛争成熟度の概念をリンクさせ、未熟な段階での和平合意は平和構築の害となるといった論は説得的だ。和平プロセスの流れを、和平交渉→和平合意→平和構築と時系列的に把握するだけでなく、和平合意がない段階で進められた平和構築に関する分析も行っており大変興味深い。

よくリサーチが出来ている4
国際・国内紛争が増加している近年‘平和構築’という概念は開発・国際政治の世界で大きく注目を浴びている。学者の書くものは概して表面的もしくは全く的を得ていない物が多い中、この本はよくフィールドでの動向を捕らえ、大きな政治的流れともリンクさせ、かつ法の支配という平和構築の中でも根本的な課題にフォーカスしている。筆者の言うほど‘戦略’というレベルの考察にはいたっていないが、非常によくまとまっている良書。