戦国自衛隊 (ROMAN COMICS) (SEBUNコミックス)
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商品の詳細
- 発売日: 1998-06-19
- 版型: コミック
- 469 ページ
エディターレビュー
内容(「MARC」データベースより)
最新装備を備えたまま、400年前の戦国時代にたどり着いた自衛隊の一個小隊30名が、近代兵器を駆使し2万人の武田信玄軍に戦いを挑む。半村良のSF大作コミック。〈ソフトカバー〉
カスタマーレビュー
半村良の秀作をコミックに・・・
もともとは短編であった小説が、コミックや映画に!
この小説の後に、似たような映画(ファイナル
カウントダウンのような)などが続いて登場して
きました
作品的には、少し前のものですが、十分に読み応えの
あるものです。続編(?)が最近になって作られている
のが、その証ではないでしょうか。
上杉謙信と武田信玄に深く関わった自衛隊の行く末は…
■タイムスリップ・歴史変換(?)ストーリーの定番作品
「演習中の陸海空自衛隊の一部が装備と共に戦国時代へタイムスリップしたら」という設定のもとに描かれた、半村良氏による同名の小説のコミック版。こういう「過去に戻るタイプのタイムスリップ物語」は歴史変革がどのようになされていき、本当の歴史とどの点で違いが生じるのかが面白さのポイントでもあるの。しかしこの作品では「歴史の流れに逆らう自衛隊員」たちと、歴史を変えたつもりが実は……というどんでん返し的なストーリー展開が面白さに拍車をかけている。
オチは最後の最後で明らかにされることになるものの、鋭い人は読んでいく途中で気がつき、その上で「どのように決着をつけるのか」という好奇心と共に読み進めて行くことだろう。
絵の作者である田辺節雄氏は、望月三起也氏に師事した経験を持つ。絵のタッチを見て「あれ?」と思った人はご正解。荒々しさを必要とする近代戦ものの漫画に合うタイプの絵柄は、戦国時代の描写にもマッチしていることがこの作品からもうかがえよう。
原作の小説が短いこともあるが、ストーリーも端的にまとまっており、非常に読みやすく分かりやすいのも○。歴史の流れに翻ろうされながらも必至にもがいて生き抜こうとする主人公たちの生き様をとくと味わうことができるだろう。
SFでしかやれない優しさ
下町人情派の半村良が、戦ってはいけない宿命の自衛隊の方々に、
おもう存分暴れてもらおうと、戦国時代という舞台を用意したのが戦国自衛隊である。
原作は中篇と言っていいほどの短い話だが、
SFとしての整合性はありそれなりに読めるが、
やっぱり短かすぎて物足りないと思ってしまう。
ならば、映画版の方が良いかというと、
私は実は、田辺節雄の漫画版が一番巧く話しを膨らませていると思う。
原作ではほとんど活躍しない哨戒艇を、
映画では反乱軍のアジトとし、自衛隊員同士の哨戒艇とヘリの戦闘アクションが行われるが、
漫画では大量の九鬼水軍を哨戒艇で爽快に撃沈するという素晴らしいシーンがある。
戦闘シーンは膨らませているが、漫画版にはエロいシーンが一箇所もないのもいい!
そして、漫画版には天皇制批判とも読める素晴らしいセリフもある。
田辺節雄の師匠の望月三起也は右翼寄りだと思うが、
田辺節雄は左翼っぽい。
硬派な左翼アクション漫画として、田辺節雄の「戦国自衛隊」は必読の書である。
オチは小説と同じだが、小説は淡々と説明して終わるが、
漫画はアクション表現で描写しているので、より感動的である。
「戦国自衛隊」は漫画版だけ読めばいい。





