黒祠の島 (祥伝社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #319855 / 本
- 発売日: 2004-06
- 版型: 文庫
- 474 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
嵐の夜、孤島で巻き起こる猟奇殺人!
本格ファンを唸らせた傑作!
●本格ミステリ3位(原書房『2002本格ミステリーベスト10』)
● 『ダ・ヴィンチ』4位(Book of The Yearミステリー部門)
作家葛木志保(かつらぎしほ)が失跡した。パートナーの式部剛(しきぶたける)は、過去を切り捨てたような彼女の履歴を辿り「夜叉(やしゃ)島」に行き着いた。その島は明治以来の国家神道から外れた「黒祠の島」だった……。嵐の夜、神社の樹に逆さ磔にされた全裸女性の死体。さらに、島民の白い眼と非協力の下、因習に満ちた孤島連続殺人が! その真相とは? 実力派が満を持して放つ初の本格推理。
黒祠とは——
明治政府の採った祭政一致政策によって、神社は信仰の対象ではなく、国民が義務として崇拝する対象とされた。神社は国家の宗祀(そうし)として社格制度のもとに統合され、国家の施設とされた。全国の神社は位階制によって整然と編成され、行なわれる祭祀も国家の定めた様式に統一された。この統合に与(くみ)しないものは迷信として弾圧されなければならなかった。 国家神道の中にあって、黒祠とは、統合されなかった神社を言う。それは迷信の産物であり、言わば邪教である。
内容(「BOOK」データベースより)
作家葛木志保が失踪した。パートナーの式部剛は、過去を切り捨てたような彼女の履歴を辿り「夜叉島」に行き着いた。その島は明治以来の国家神道から外れた「黒祠の島」だった…。嵐の夜、神社の樹に逆さ磔にされた全裸女性の死体。さらに、島民の白い眼と非協力の下、因習に満ちた孤島連続殺人が!その真相とは?実力派が満を持して放つ初の本格推理。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小野 不由美
大分県生まれ。大谷大学文学部卒業。在学中は京都大学推理小説研究会に在籍。講談社X文庫ティーンズハートで作家デビュー。『東京異聞』(新潮社)が第五回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
「屍鬼」を超えることはやはり難しい。
同作者の「屍鬼」に非常に心を動かされ、思わず購入しましたが、残念ながら屍鬼を超える域にはこの話は達していません。
謎解きは確かによく練られていますが、読者がまず、この「島」の特殊事情を全て納得するものとしての話の進行の仕方は、やや強引といえるでしょう。加えて、文庫1冊の長さにしては登場人物が多く、また入り組んだ人間関係のため、途中から読者を置き去りにしてしまっている感があります。実際にはあり得ない設定の「屍鬼」の方が、この「黒祠の島」より説得力があり、恐さがあり、また悲哀があったのはなぜでしょう?
やや厳し目ですが星は二つ。ただ、もしまだ同作者の「屍鬼」をお読みでなければ、強くそちらを推奨します。この作者の好き嫌いはそちらを読んでから決めるべきでしょう。
長編本格推理
簡単なあらすじは・・・
調査事務所を営む式部剛は、ノンフィクション作家葛木志保と、パートナーを組み数多くの仕事をこなしてきた。その葛木が失踪した。彼女の消息をたどり式部は「夜叉島」という小さな島を訪れる。その島は明治以来の国家神道から外れた「黒祠の島」だった。その島であった猟奇的な殺人事件、その被害者こそ葛木だった。古くから信仰に従ってきた島民にとって、それはなるべくして起きた事でしかなかった。しかし調べるうちに島に伝わる信仰が今も生き実行されている事を知る。そしてそこに遺産相続を絡めた複雑な人間関係が絡み・・・
あらすじを書いてても分からなくなってきます。
信仰の部分は面白いのだけど、私には登場人物の整理が出来ないまま最後を迎えてしまいました。
せめて、人物相関図があれば・・・
なにせ、一族で似たような名前だったり、亡くなった人もたくさん出てきたり、名前だけの登場人物も多く、だんだん人物関係より事件の真相を求めて読み進めるようになってしまいました。
あとは島の地図も載せてくれるとありがたかったかも(-_-;)
杜栄は信仰の犠牲になった事により、憎悪を深めていくわけだけど、それ以前の事を考えると彼もまた「鬼」だったのではないかと思う。
やはり私には推理モノは向かないのかも。
同じ小野さん作品でも「屍鬼」の方がずっと面白く読めました〜。
作品としてはおもしろいが
小野不由美の作品だと言うことを考慮すれば今ひとつだと思う。
最初の“島”の排他的特異性に枚数を費やしすぎたので後半がもの足らなく思えたのか…
設定はとても良かったのに残念の一言だ。





