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不透明な殺人―ミステリー・アンソロジー (ノン・ポシェット)

不透明な殺人―ミステリー・アンソロジー (ノン・ポシェット)
By 有栖川 有栖, 法月 綸太郎

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  • Amazon.co.jp ランキング: #408618 / 本
  • 発売日: 1999-02
  • 版型: 文庫
  • 414 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
殺した女彫刻家の首を女神像の頭部とすげ替えた犯人の目的は?さまざまな動物の幻覚に悩む男の摩訶不思議な心理を読み解くセラピストとは?莫大な遺産と、相反する二通の遺言状を遺した資産家の胸中は?社内にバラ撒かれた怪文書の恐るべき真意とは?交換殺人を依頼された男の陥ちた罠とは?―気鋭作家十人がミステリーの新たな地平を拓く瞠目アンソロジー。


カスタマーレビュー

上手い人ばかりのアンソロジーです4
有栖川有栖から麻耶雄嵩まで。
総勢10人の作家によるその名の通り色々な不透明殺人の短編集。
加害者が死んでしまって事件の真相が謎になってしまったもの(女彫刻家の首・有栖川有栖)
不思議な行動をして死んでしまった遺産相続の謎を探るもの(複雑な遺贈・姉小路祐)
過去に逆戻りしてしまった男女の未来(スノウ・バレンタイン・吉田直樹)

最後の最後まで本当の謎(笑)がわからなかった(OL倶楽部にようこそ・若竹七海)一番面白かったかもしれない
私小説を書くことによって嘘をつくりあげたもの(最終章から・近藤史恵)
ミステリーとしては普通だが、登場人物の関係が怪しすぎる(ホワイト・クリスマス・麻耶雄嵩)

妻殺しを計画し、そのドンデン返しが面白い(ダブル・プレイ㡊法月倫太郎)
面白かった順に「OL倶楽部にようこそ」「ダブル・プレイ」「スノウ・バレンタイン」

全部面白かった5
タイトルは「不透明な殺人」となっていますが、直接殺人事件が出てこない作品もあります。とはいっても、全てが一級品のアンソロジーでした。

私は有栖川有栖氏の作品が読みたくて買いましたが(これはいつもながら安心して読めますね。)、「スノウ・バレンタイン」「OL倶楽部にようこそ」がなかなかよかったです。特に後者は、映像では表現できない、小説ならではの面白さですね。

最後の「ダブル・プレイ」もスピード感のある大どんでん返しがおもしろい。私は今まで法月氏の作品があまり好きではなかったのですが、これで見直しました。

良かった!4
「スノウ・バレンタイン」が最高に良かったです。不覚にも涙ぐんでしまいました。せつない想いにあふれた秀作だと思います。読み終えたあとでいろいろと考えさせられました。「ダブル・プレイ」も一気に最後まで読ませるテンポの良さとどんでん返しが良かった。でも、やっぱり「スノウ・バレンタイン」はせつなかったなー!