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ウインクで乾杯 (ノン・ポシェット)

ウインクで乾杯 (ノン・ポシェット)
By 東野 圭吾

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  • 発売日: 1992-05
  • 版型: 文庫
  • 292 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
パーティ・コンパニオン小田香子は恐怖のあまり声も出なかった。仕事先のホテルの客室で、同僚牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。現場は完全な密室、警察は自殺だというが…。やがて絵里の親友由加利が自室で扼殺され、香子にまで見えざる魔の手が迫ってきた…。誰が、なぜ、何のために…。ミステリー界の若き旗手が放つ長編本格推理の傑作。


カスタマーレビュー

いまいちだった・・・。3
コミカルなタッチで描かれたミステリー。香子は刑事の芝田と絵理の
死の謎を調べる。二人のやり取りが、読んでいて面白い。香子の、
玉の輿に乗るための涙ぐましい努力もとても愉快だ。
真相が明らかになるにつれて、さまざまな人間関係も浮かび上がって
くる。だがこの事件の大元となった出来事にはちょっと疑問を感じる。
ビートルズの歌の謎解きも「えっ!そうなの?」という程度だった。
さらさらと読める読みやすい作品だったが、心に残るというほどでは
なかった。

赤川次郎っぽいと言ったら作者は怒るかな?4
東野圭吾が祥伝社に初めて書いた作品は、同社の傾向を意識したのかずいぶんと軽いタッチの作品となりました。コンパニオンを勤める主人公・香子が玉の輿を狙って仕事先のパーティで知り合った男性にアプローチしていたところ殺人事件に遭遇。事件の解決と彼のハートを射止めることを目指して活躍するというもの。赤川次郎あたりが書きそうな題材ですね。

トリック的には密室殺人と暗号の2種類が使われているのですが、どちらも長編を牽引するには役不足なもので、むしろこの作品はキャラクター造形の魅力で持っているという感じです。自分は暗くないミステリも書けるんだぞということを主張したかったのでしょうか。こうした作風は後にユーモア路線で結実することになります。

軽い感じで読める通勤電車読書用作品3
東野作品の中ではかなり軽めの作品。

主人公のコンパニオン香子が現代的な女性観に満ちたキャラクターで、推理の本筋とは関係ないところでも楽しめる作品になっています。真犯人も、推理過程も東野作品にしては意外性が少なく、氏が「たまにはこういうオーソドックスな作品もいいかな」と思って書いた作品のような気がします。

通勤電車の中で読むのもよし、お酒でも飲みながら読むのもよし、とにかく気軽に楽しめる、東野圭吾ワールドの入門編のような作品です。