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「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか (祥伝社新書172)

「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか (祥伝社新書172)
By 斎藤 学

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  • 発売日: 2009-08-26
  • 版型: 新書
  • 224 ページ

エディターレビュー

内容紹介
あなたは、まだ気づいていませんか?

・妻がやたらと「離婚、離婚」を口にする
・天ぷらを自分で揚げなくなった
・夫の趣味を毛嫌いする
・二人きりで旅行に行きたがらない
・最近、妻がやたらと活き活きしている
・娘が水商売、息子はひきこもり

→こんな夫婦は、「熟年離婚」の予備軍!
妻が出していたサインに、夫は気づいていないのです!

本書の著者は、精神科医で、家族機能不全問題の第一人者。
長年のカウンセリングやワークショップでえた経験・実績をもとにして、
──夫婦をまっとうするために、夫はどうすべきなのか?
──夫婦とは、何なのか?
について、わかりやすく書いた本です。

(本書「はじめに」より)
熟年離婚がすっかり当たり前の世の中になりました。
厚生労働省の統計も証明しています。平成七年度と平成十九年度の離婚件数を比較してみると、結婚して三〇年以上をへた夫婦の離婚は二・二倍に増えています。五年未満の夫婦の離婚が一・一三倍増なのに比べると、大変な伸びです。
もっとも、ひと世代前の発想からすれば、三〇年も持った夫婦が別れるなんてことは想像もつかない。夫が定年を迎えて、さぁ、これから死ぬまで夫婦水入らずの時間を楽しもうよ、という頃合いだったはずでした。
ところが、そう考えていたのは今も昔も、夫だけ。時代が変わって、妻たちは、「もう、かんべんしてくれ!」という本音を口にするようになりました。それが、定年直後に突きつけられる離縁状です。
熟年離婚の件数が急増していることは、何も異常事態ではなく、若い世代の離婚の水準に近づいているのにすぎません。かつては死ぬまで我慢していた妻たちが、昨今は最後の自由(人間らしく生きる権利)を行使するようになっただけなのです。
妻は、ずっと前から夫のことがつくづくイヤになっていた。何度もサインを出したが、夫は気づく様子すらない。それも当然、夫のほうは、「ここまで続けば、安泰」といった過去の通例にとらわれています。
そして、妻の実力行使の日がやってくるのです。夫にとっては青天の霹靂。あたふたしても、もうあとの祭り。妻は腹をくくっている。しかし、この期に及んで、まだ冗談だと思っている夫もいるそうです。
本書は、妻の実力行使を寸前で食い止め、夫たちのささやかな願望でもある「妻に看取られて死ぬ老後」を実現してもらうために書いたものです。
明日からでも、遅くありません。あなたが変われば、妻も出しかけた手を引っ込めるかもしれません。妻が最後の札を切るかどうかは、夫しだいなのです。 (本書「はじめに」より)

内容(「BOOK」データベースより)
男というのは、どこまで鈍感な生き物なのだろう。世の熟年夫たちは、「夫婦は古いほど味が出る」と無邪気に考えている。妻が発してきた危機のサインを軽く受け流してきた結果が、目の前に突然差し出された離縁状である。「何を血迷ったか!」と叫んだときには、もう手遅れ。妻の意志は揺るがない。なぜ、こんなことになってしまったのか―。その理由を簡単に言えば、男女の違い。たいていの夫は、家族の幻想、夫婦の幻想を墓場まで引きずっていく。相手の真意を知ろうともしないから、妻が途中で変わってしまったのだと思いこむ。しかし、年老いてから捨てられて泣くのは、夫のほう。本書には、一日でも早く知るべき現実が書かれている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
斎藤 学
1941年東京都生まれ。家族機能研究所代表。精神科医。慶應義塾大学医学部卒業。心理カウンセリングやワークショップを通して、アルコール・タバコ・薬物・ギャンブル・過食・拒食・浪費などへのアディクション(「嗜癖」いわゆる中毒)、人間関係や性的交渉への依存症、児童虐待・家庭内暴力など、家族機能の不全から起こる問題に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

結婚にもあるメリット・デメリットをしっかり見据えるご参考に是非。5
タイトルを見て即購入後、数時間で読み切りました。これから家庭を持とうか持つまいか、持つべきか持たざるべきか、結婚したら要するにどういう事になるの?そもそも結婚しなきゃ何がだめなの?離婚したいと思う私は間違っているの?と言う人たちに参考にして貰いたい本です。結婚でも離婚でも、決断したり焦ったりする前に、是非一読されると良いと思います。但し、結婚=子供!と割り切っていて、それ以上求めない(考えたことがない)方にはご縁がない本かも知れません。

主に既婚男性に対する警告のようですが、女性側にへつらって書いているという印象は受けませんでした。心から男性の立場を危ぶんでの懇切丁寧な警告だと思います。果たして、この警告が真に必要な面々がこのタイトルの本を手にするか、そこから既に運命が分かれて行くのでしょう。まあ共白髪だけが人生のゴールではないと思いますが。

人は時と共に変わるし、法律や制度などと言っても、所詮人の作るものは完璧ではない。だから私たちに残された唯一の道は、常に現状を把握しようと努力し、最適化の更新を止めない、と言うことしかない。そう言う自明の理を、ユーモアを交えて軽やかに、しかし要所要所厳く脱線することなく一気に書き切っておられると思います。

未熟な個同士の甘え合いでぬくぬく育って来た社会も、もう次の時代へ胎動を始めました。これは不可逆な流れであり、天変地異でも青天の霹靂でもなく、人間を良く観察していれば、そりゃそうでしょう、と思うくらい当たり前の流れだと思います。ようやくこれを言ってくださる方が出てきてくださり、大変嬉しく思います。もう化けの皮は剥がれているのだから、聖人君子ごっこは止めたらどう?そろそろ人間に無理のないレベルまでリラックスしても良いんじゃない?と、それくらい深読みしたくなるようなメッセージだと思いました。結婚・離婚するしないに関わらず、真に一人間として生きていこうとしている方にも良い本だと思います。結婚という制度を通して、まだ根深い日本人の未熟な精神にも警鐘を鳴らすような本だとも思いました。

現在の結婚制度について迷っている方、悩んでいる方、あなたは間違っていない、むしろ正常である。この本で多くの方がそう励まされることを信じています。

結婚とは何かを真剣に考えるための名著5
国をあげて「婚活」ブーム真っ最中の今、結婚とは何かを真剣に考えたい方にとっては、名著だと思います。35歳、結婚について考えている私には、アマゾンからのメールを見た瞬間、買いだと思いました。「婚活」ブームに流されることなく、「なぜ結婚するのか」「結婚の意味」「結婚生活上努力するべきこと」を、真剣に考えてみるよい機会と思います。

「結婚」という言葉には、メディアに映し出される楽しそうな家族の情景や、性欲も手伝って、甘美な響きがあります。しかし、(私の実家もそうでしたが)父母ないし夫婦の仲に問題があり、機能不全に陥っている家族は少なくないと思います。主要なメディアは「機能不全家族」をあまり取り上げてくれません。結婚が甘美であると想像するのは不可避でしょうが、幻想にも近い想像は、現実をよく見るためにも、弱めたほうがいいでしょう。

「婚活」ブームには、「結婚しさえすればいい」「子どもができさえすればいい」という、結婚について軽い風潮を私は感じてしまいますが、そのような風潮に一石を投じる、時宜を得た出版でもあると思います。

機能不全家族に育った者として主張したいのは、もうこれ以上機能不全な家族を作って欲しくない、という叫びにも似たものです。これから結婚しようとする方は是非、本書を手にとって、深く考えて欲しいと思います。

当たり前のことを書いているだけ3
これを嬉々として読み、「そうそう、うちの旦那、ホントだめなのよねー」と溜飲を下げる既婚女性の姿が目に浮かびます・・・ 目新しいことは何も書かれていませんでした。
当たり前のことを書いているだけですが、最後に自分の家庭の内情をさらしたりしている努力に敬意?を表して★三つです。