永遠の仔〈3〉告白 (幻冬舎文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #15670 / 本
- 発売日: 2004-10
- 版型: 文庫
- 385 ページ
エディターレビュー
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
天童 荒太
1960年愛媛県生まれ。86年「白の家族」で野性時代新人賞、93年「孤独の歌声」で日本推理サスペンス大賞優秀作、96年「家族狩り」で山本周五郎賞、2000年「永遠の仔」で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
「力」がみなぎった作品
2000年度版このミス10 1位。
1999年文春ミステリーベスト10 2位。
2000年 第53回日本推理作家協会賞長篇部門
第121回直木賞候補作品
作者の代表作品。
直木賞の選考では、選考委員の大先生方に「作品が長すぎる」「子供同志の会話が子供らしくない」等々の評価を受けたようであり、実際読んでみると、なるほどその通りである。しかし、その不器用さゆえ、読者に強いメッセージが伝わっているように思う。作品自体は過去と現在に起きた殺人事件を軸に展開するミステリーとなっているが、まず作者が作品を通して伝えたいメッセージがあり、その表現方法としてミステリーを選択したように感じた。とにかく「力」がみなぎった作品である。
それぞれの告白
話の焦点は過去に移る。現在では優希の自宅が焼失してしまった。焼け跡の死体。疑問がつのる中、失踪した聡志。何も分からないまま、ただ過去に何があっただろうか。
帯には「人は救いを求めて罪を重ねる」とある。笙一郎にしても梁平にしても、そして何より優希にしても救いが。優しさが欲しかった。自由が欲しかった。全てはその過去が現在に繋がる。会ってしまった3人。
優希への想いそのままなのか。二人は嫉妬もし合いながら支えていく。過去と現在で似ているようなのはここだろう。優希はその優しさに、いつも支えられていた。だからこその今の存在があるのかも知れない。それでいて「家族狩り」と似たような問題提起も、伺えないことはないが。ずっしりこたえた重さは感じられず読めるあたりが本作の魅力かも知れない。逆にその重さが「家族狩り」の面白さではあった。
事前に起きた殺人事件は優希家の消失と関係はあるのか。そして過去の罪の動機が明らかになってくる。次は11月10日刊行の四巻に続くが、期待するばかり。エンターティンメントとしてなかなか盛り上がってきた。
さてさて
ちょうど中間。ゆうきと仲間達との関係がどんどんやばくなっていくの見て果敢無くなる。
過去の話はもっと切ないけれど。





