政治学事典
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #815963 / 本
- 発売日: 2000-10
- 版型: 単行本
- 1327 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
政治・経済から思想・歴史までを、最新の理論を背景に、多領域の執筆陣が解説。世界を認識するための総合事典。全項目をシステマティックに関連づけた内容目次、詳細な4種類の索引付き。
内容(「MARC」データベースより)
政治の分野を社会思想、実証理論、比較政治、国際政治の四つにわける一方、哲学、歴史などの諸分野の知見も採用。日本の政治学を基礎にしつつ、米欧等の政治学の成果も示す。テーマ別項目分類目次、主要文献なども掲載。
カスタマーレビュー
必携!
政治学を学ぶ上で、これほど研究活動に資し、かつ手ごろな辞典は他には無い。政治学を学び始めの人には少々難しい部分もあるかもしれないが、ある程度学んだ人にとっては、この辞典を活用する作業が新たな思考の作業になるだろう。つまり、政治史を学ぶにしても、比較政治を学ぶにしても、国際政治を学ぶにしても、この辞書との対話が可能性を大きく広げてくれる。知識だけでなく、思考枠組みをも同時に提供してくれる、そんな辞書である。もはや辞書という枠組みを越えて、一種の読み物として活用したい。
いささか重すぎる枕頭の書として
事典とはいいながら、ただで何かを教えてくれるような甘い本ではない。読み手にもそれなりの心構えを要求するとんだ食わせ者である。そのかわり読み物としての面白さは類書を圧倒して余りある。特に編者の苦労を偲ばせるのが項目と執筆者の取り合わせである。
「芸術」「趣味」の谷川渥、「学生運動」の最首悟、「移民・難民・亡命者」の竹田いさみ、「パラダイム」の中山茂、「ケインズ主義」の根井雅弘、「現象学」の鷲田清一、「脱構築」の東浩紀、「公共選択」の加藤寛、「ASEAN」の山影進、「サイード」の姜尚中、「悟性」の中島義道、「植民地」の木畑洋一、「世界システム」の田中明彦、「人工生命」の佐倉統、「転向」の加藤典洋、「民族」の山内昌之、「レビィ・ストロース」の橋爪大三郎、「歴史」の加藤尚武、「レギュラシオン」の山田鋭夫、「国際協調」「戦争循環論」の猪口邦子など、総執筆者は四八〇名(暇だったので数えてみた)に及ぶ。樺山紘一、村上陽一郎のような大御所から市野川容孝、吉見俊哉といった気鋭までが筆を執った。これほど豪華な読み物はそうない。
編者を務めたのは、タイトルロールとも言える「政治学」を担当するばかりか「マフィア」「荘園制」まで論じた猪口孝。ほぼ三ページに渡る大作となった「国際政治」の山本吉宣(「コンセンサス」も面白かった)。「社会思想(四ページもある!)」「ナショナリズム」「(いわずもがなの)身体」といったジャンルで鋭い記述の目立った大澤真幸。なんといってもスウェーデン研究の深まりですべてを圧倒する岡沢憲芙。そして「政策課題設定」「政治科学:実証理論」といったテーマに深い洞察を見せたスティーブン・R・リードの五人である。 専門分野の調べ物に、という当たり前すぎる奨め方は敢えてしない。枕元にナイトキャップとして置かれるのが相応しいというのが小生の感想であり、実際の使い方である。

