とっぴんぱらりのぷぅ
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #128158 / 本
- 発売日: 2009-01-21
- 版型: 単行本(ソフトカバー)
- 276 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
稀代のストーリーテラーによる読書案内。著者ならではのユニークな読み解き方が満載で、「古典」でぐんと身近に感じられる。物語への情熱を共有できる作家仲間との対談も必読。
内容(「MARC」データベースより)
常に読み手をワクワクさせる物語を発表しつづけている作家・田中芳樹が、少年時代に夢中になった本について語りつくす。本への愛がたっぷりつまった愉快なブックガイド。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中 芳樹
1952年、熊本県生まれ。1978年『緑の草原に…』で、雑誌「幻影城」の新人賞を受賞してデビュー。その後、次々に壮大なスケールの長編シリーズ作品を発表しつづけている。2006年には『ラインの虜囚』で、子どもたち自身が審査員になって選ぶ、うつのみやこども賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
とっぴんぱらりのぷぅ…とはいかない
ちょっと面白い
ブックガイドです…
内容は全部、対談形式になっていて
「本への思いをしゃべりまくるぞ!」…って感じなのです
しかもガイドするのは「田中芳樹」さん
田中芳樹さんと言えば
「アルスラーン戦記」や「銀河英雄伝説」「創竜伝」など
歴史ファンタジーの大家…
「スペースオペラ」なんて言葉はこの方が作られたのではないでしょうか?
読者層は、8歳から80歳まで…幅広い熱狂的なファンを持つお方…
そんな方が一体どんな本を読んでいるのか…気になります
まずはインタビューで子どもの頃に読みふけった本について…
「三銃士」にはじまり
「鉄仮面」「レ・ミゼラブル」「ロビンソン・クルーソー」
「ドラキュラ」「地底旅行」「西遊記」「水滸伝」「三国志」などなど
いやはや…参りました
著者曰く
「子どもに読ませようとして書かれたものではない…
ターゲットをしぼらず、全力で書かれたもの」
そういう本が「普遍的な価値観」と「基礎的な教養」を育むと語ります
著者自身は学生の頃は多いときで月に600冊も読んでいたそうです
もう住む世界が…育った環境が違いますね
だからあれだけの「大作」を書けるのでしょう…
自ら物語を書く場合は
「設定を10代後半〜の読書好き」にするそうです
そういう設定にすることで汎用性が高くなり
幅広い読者層を得られるのだそうです
そして本の可能性について
「日常の対岸に物語があり、物語に自ら近づく事で、いろんな可能性が出て来る」
とも語られています
うーん、深いですね…
そして巻末には対談で熱く本について語り合います
作家の「柳宏司さん」
そしてこれも作家の「久美沙織さん」
漫画家の「藤田和日郎さん」
どなたも、ひとくせ、ふたくせある方ばかり…
最後にこの本に出てきた大量のブックデータの一覧があるのですが
それを見るとこだわりがよく分かります
外文もので、面白かった物語は
翻訳者がちがう場合は2冊とも読んでいる…
これはとても重要ですね
訳者が変わると話しも変わる…良くある事です
面白く読ませて頂きました
ごちそうさま…という感じです
タイトルの「とっぴんぱらりのぷぅ」とは
秋田県の方言で昔話の最後に付けられる言葉
「はい、これでおしまい」という意味です
このガイドを読む限り
わたしの本への探究心は
まだまだ
「とっぴんぱらりのぷぅ」
とはいかないようです…
本好きのこどもに育てたい・・・ 笑
わたくし、二歳児のははおやです。
自分も活字中毒なのですが、こどもも本好きにするにはどうすればいいだろう・・・やっぱり絵本の読み聞かせをとことんやるのがいいのかな・・・と思っていました。
で、ファンの久美沙織先生との対談を興味深く読みました。久美先生も幼い女の子がいるそうで、絵本の話などをされており、興味深く読みました。
対談の中で「フラグがたつ」と言い方をされてまして、こどものときに、あの体験をしたから、大人になってこういう経験をするフラグになった。というような使い方をされていたんですね。
こどものときに、昆虫の図鑑が家にあって、昆虫好きの子に育てば、大きくなって、「ファーブル昆虫記」を読む。とか、動物園にひんぱんに連れて行って、家にもペットがいて、動物好きのこどもに育てば「シートン動物記」を読むようになる。とか。
そういう小さい時って、フラグの時代なんだなあ、と思いました。
こどもが興味をもった芽をつぶさずに、親から見て「なんだこんなもの」と思うようなものでも、馬鹿にせずに、子どもに共感して、いっしょに絵本を読んであげたいです。
でも、家はせまいから、本で押しつぶされるのは困るなあ。
図書館で我慢してね、息子よ。
「そうなんですよね!」と相槌を打ちながら、とても楽しく読めたブックガイドです
『銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記』などの人気シリーズで知られる作家、田中芳樹(たなか よしき)が、子どもが読んで楽しめる本ということで、ざっくばらんに語っていく第1部「本ってこんなにおもしろい!の巻」。紹介されている面白本は、次の三つの条件に当てはまる物語から選んでいます。
1.外国が舞台であること。
2.現在と別の時代設定であること。
3.子どもが登場しないこと。
なので、『宝島』や『奇巌城(きがんじょう)』は3番の条件により入っていないけれど、『海底二万里』や『地底旅行』『ゼンダ城の虜(とりこ)』といった作品は堂々の入選。インタビュー形式で、「この物語は、こういうところが面白いんだなあ」「この作品の楽しみ、うまさは、これこれこういうところにあるんじゃないかな」と、田中芳樹が自由に語っていくんですね。
とりわけ、「H・G・ウェルズの『透明人間』のサスペンスフルな展開は本当にうまい! 舌を巻きます。もう、感動するしかない」と絶賛していたのが印象に残ります。「そんなに面白かったか」と、久しぶりにまた読んでみたくなって、偕成社文庫本を注文しちゃいました。
この第1部以上に楽しめたのが、本好きの作家仲間と対談した第2部でした。柳 広司(やなぎ こうじ)との、「ぼくらはこんな物語を読んできた」(2008年5月 理論社会議室にて)。久美沙織(くみ さおり)との、「目からウロコが落ちまくり」(2008年8月 軽井沢にて)。漫画家・藤田和日郎(ふじた かずひろ)との、「ヒーローはフィクションの中に」(2005年6月 田中氏事務所にて)。
なかでも、久美沙織と田中芳樹、藤田和日郎と田中芳樹、それぞれの対談が読みごたえあり。あちこちに素敵な言葉、頷かされる言葉があって、「うんうん、そうなんですよね」と共感しておりました。
本書の題名になっている「とっぴんぱらりのぷぅ」というのは、「はい、これでおしまい」と「さあ、もうおやすみ」を合わせたような意味を持つ秋田県の方言なんだそうな。第1部の12回にわたるインタビュー、それぞれの回を締めくくる言葉として、この「とっぴんぱらりのぷぅ」が使われています。
てなところで、このレビューも、とっぴんぱらりのぷぅ。





