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敵は中国なり―日本は台湾と同盟を結べ

敵は中国なり―日本は台湾と同盟を結べ
By 深田 祐介, 金 美齢

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  • Amazon.co.jp ランキング: #618992 / 本
  • 発売日: 2000-11
  • 版型: 単行本
  • 245 ページ

エディターレビュー

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「台湾に亡命したい」直木賞作家、深田祐介と「リップンチェンシン(日本精神)」の台湾人女性、金美齢が交互に展開する台湾・中国・日本論である。
「正しい歴史認識」と「罪の償い」を唱え続ける中国の論理に納得し、「日中友好」と「ひとつの中国」を疑わない戦後日本のパラダイムに立てば、2人の中国脅威論は政治的バイアスのかかった危険思想と映るかもしれない。しかし、そうした与件をひとまずどけ、金が台湾人の実感で語る旧日本の台湾経営と「中華思想」なるものの実態に虚心に耳を傾けてみると、いままで見えていなかったものが見えてくる。たとえば、台湾人が生活倫理として信じているという「リップンチェンシン」である。敗戦で日本人が引き揚げた後、「台湾の民衆の間で自然発生的に生まれた」この言葉を、どれだけの日本人が知っていただろうか。日本人の後にやってきた中国人の非道を恨む台湾の人たちが、日本の植民地時代を懐かしんで言いだした「日本精神」は今も生きていて、「日本精神で経営している店だから信用できる」というように使われている。これに対して、「中国式」は「ルーズ」「無責任」「欺瞞」を表す言葉だそうである(第4章「台湾で生きている日本精神」)。「台湾にとって幸せだったのは日本から理想主義者が来たことである」(李登輝元総統が深田に語った言葉)という歴史認識も耳新しい。
中国を「日台共同の敵」とする考え方に異論があるにしても、私たちの先人が台湾の歴史に刻んだ業績を「犯罪」として片付けることの傲慢さを思い知らされる本である。(伊藤延司)

内容(「BOOK」データベースより)
日中友好という卑屈外交を即刻やめよ。

内容(「MARC」データベースより)
台湾は着実に民主化・自由化していくと80年代から予測していた深田氏と、保守派の論客として辛口の発言にファンの多い金氏。日本の生命線は中国ではなく台湾だ、と言い切る二人の「鍵は「台湾」にあり!」に続く書。


カスタマーレビュー

日台二人の論客が、なぜ中国が敵なのか対論。説得力あり。5
在日の台湾人で親日家、反中国の論客の一人金さんと、「新東洋事情」などの著作で中国についても造詣の深い深田祐介氏が5つの章に分け、互いに持論を展開する対論形式の構成になっています。内容はかなり過激。しかし、知らなかった話や面白い事実が盛りだくさんで、読みやすく、わかりやすい。読んだかぎり、すべて歴史的な事実だと思います。それにしても、日本のジャーナリズム、とりわけ大新聞って何なんでしょう。なにも書いてないに等しい。外務省といい、どうなっているのでしょうこの国は。社会主義的市場経済なる矛盾にみちた仕組のもと、過去20年、「改革解放」が進み、いまや「世界の工場」とまで言われるようになった中国ですが、この二人の意見は、21世紀の日本にとって台湾はもちろん、日本にとっても中国は災厄意外のなにものでないと断言しています。中国の本質は<覇権主義国家>であり、これは今も昔も変わらない中国社会の本質で、日本は仮想敵国のひとつでさえあるという。12億の市場なんて幻想でしかない、決して信じてはいけないとも言う。ただ、日本は台湾と同盟を結べというのは現実的でないのでは。「反独立国家法」のような法律を作る国ですから、中国と国交断絶になるようなことはできない。故・司馬遼太郎氏は「儒教と賄賂は不可分」と言われていたが、表沙汰になっているものだけでも物凄い数の賄賂王国です。覇権主義国家が内乱状態に陥ったら、対外侵略に乗りだすのは歴史の鉄則ですが、問題、災いの元はすべて中華思想にあるという。「水に落ちた犬はたたけ」、これが中国人の歴史的性情。弱いものは徹底的にたたく。だから、下手に出てはいけない。だから、覇権主義的中華思想は人類の敵とまで書いてあります。日本が20世紀はじめから敗戦まで、中国を侵略したことは事実で、侵略行為と歴史認識をする必要がありますが、それを外交カードに使う中国自身、チベット侵攻で120万も「民族浄化」を行っています。他にも、内モンゴル、ウイグル地区、インド国境、ベトナム侵攻、これらは彼らの歴史認識にはありません。さらに、近年のパキスタン、北朝鮮、ミャンマーなどへの軍事的関与。一方、深田氏は台湾の日本軽視、アメリカ偏重は危険としている。日本の生命線は中国大陸ではなく、台湾海峡だとも。中国人は日本人が嫌い。東夷として蔑視してきた4000年の歴史が根底にある。金さんは、過激だが、対中国という面では軍事的にも、経済的にも安心しているようだ。反国家独立法ができようと、このままいけば、中国が台湾化する。それくらい自信を持っています。凄い。