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しまなみ幻想 (光文社文庫)

しまなみ幻想 (光文社文庫)
By 内田 康夫

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  • 発売日: 2006-09-07
  • 版型: 文庫
  • 335 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
広島県尾道と愛媛県今治を瀬戸内の島々で結んだしまなみ海道。その来島海峡大橋から飛び降りたという母の死に疑問を持つ少女・咲枝。平塚亭で、彼女と知り合った浅見光彦も、その死に疑問を抱いた。母親は殺された?しまなみ海道を訪れた浅見は小さな探偵団を結成し、咲枝とともに調査に乗り出す。美しい海と島を舞台に、浅見光彦が活躍する旅情ミステリー。


カスタマーレビュー

少し軽めの作品4
内田先生の作品には社会派と呼ばれるものもあるけれど、こちらは旅情ミステリーとでもいうのでしょうか。しまなみ海道の旅情あふれる瀬戸内の旅を楽しむことができる作品となっています。
事件そのものは、以前に書かれた作品にも似たようなものがあるかな?って印象ですが、警察が「自殺」あるいは「事故」と判断したことで見過ごされてしまう「殺人」もあることをしみじみ感じました。現実にもそういう事件がありましたものね。
すでにドラマ化されているので、本を読むのが後になったのですが、ドラマよりは本のほうが内容が濃かったですよ。

旅情豊かな作品5
この小説は物語の筋書きがとてもいいです。
読んでいく内に、流れるような文脈に沿って自然に作品の中に入っていける感じがします。
こういう作品を前から読みたいと思っておりました。

しまなみ海道で起きていた当初自殺と見られていた事件を巡って、御存知浅見光彦が活躍する物語です。旅情たっぷりな作品にも仕上がっています。

四国と東京を結ぶ筋書きも素敵です。変に重たい空気もなく、物語の流れに沿って読み進めていける作品です。

著者が描く人物にもいろいろ特徴が出ていて、作品を引き立たせてくれています。特に少女・咲枝の気持ちとか行動がよく描かれていて、著者の人物描写に驚かされます。

旅情ミステリーの良作4
本作の舞台は中国と四国を結ぶしまなみ街道なのだが、本作を読むまでそんな街道は知らなかった。というか別に知ってもどうということはないのだが、大三島の大山祇神社の知ったのは大きな収穫だった。この神社には日本中の国宝・重文級の甲冑・刀の七割以上が奉納されているという。行く機会はまずないだろうと思うが、歴史マニアとしてこれを知らなかったのは正直迂闊だったな、なんて思ったりもした。
肝心の内容については愛媛県今治市に住む大企業の社長令嬢がヒロインとしていい味だしており、浅見シリーズの中では久々に読後感さわやかな作品だった。
それと本作では「なんでも鑑定団」をモチーフにした番組も登場し(それが事件の発生に間接的に絡んでいる)その楽屋話も(創作だろうとは思うが・・・)面白い。