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クリスマスの4人 (光文社文庫)

クリスマスの4人 (光文社文庫)
By 井上 夢人

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  • 発売日: 2004-12-10
  • 版型: 文庫
  • 322 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
1970年、ビートルズが死んだ年の聖夜、物語は始まった。その夜を共に過ごした二十歳を迎える四人の男女。ドライブ中の車の前に突然、飛び出してきたオーバーコートの男。彼らは重大な秘密を共有する羽目になった。その後、十年毎に彼らを脅かす不可解な謎と、不気味に姿を現す男。2000年、時空を超えた結末は、破滅か、奇跡か!?奇想あふれる傑作長編小説。


カスタマーレビュー

へぇ3
 読み終わったとき「やられた!」という感は確かに残ります。
 それでも騙された、化かされた、などのマイナスのイメージを抱くことは無く、ものすごく鮮やかに怪盗に宝石を奪われた博物館の館長さん(ダレだよ)の気分とでもいいましょうか。ですが勘のいい人なら第三区分あたりまで読んでしまえばどんな終わり方になるのかという想像ができてしまうと思います。
 この本はボクのように、推理小説を二回は読まないと話の筋道がわからないぐらいの人にオススメしたいと思います。

一読の価値あり3
20歳のクリスマスの夜、4人は誤って人を車で轢き殺し逃げてしまう。秘密を共有する4人が10年毎にクリスマスに再会。再会の度にさらに過去の秘密に関係する事態が発生し、謎が深まっていく....。実を言うと、途中で謎の核心に気づいてしまいました。また、研究室で恋人と事に及んでいたからあーなってこーなったという謎解きの一つにはちょっと首を傾げたくなります(普通、いくら何でも仕事先でそんなことしませんよね)。その点からいえば、岡嶋二人ファンにとっては少し物足りないかも。

タブーに挑むミステリ3
ある種タブーの領域を扱ったミステリ。
ひとつ間違えれば“ドラエモン”になってしまうし、
所謂“本格”からは外れてしまうのだろうし。

ただ、それらを加味しても、『それならそれでこうな
るでしょう?!』という可能性を提示しながら最後まで
読ませてしまう文章力と、『小説ってシミュレーショ
ン・ゲームのひとつだもんね?!』という、いつもなが
ら作者の強い主張・実験を感じる作品。

井上夢人さんは、毎回何かを実験し、そして“99人の
最終電車”に行き着くのだろうけれど、それも一つの
実験のような気がし、エンターテイメントとしてのミ
ステリが、“ミステリ学”などにならないように願う
限りであります。