銭形平次捕物控 新装版 (光文社文庫)
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商品の詳細
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- 発売日: 2004-04-14
- 版型: 文庫
- 359 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
神田明神下の長屋に、恋女房のお静とつつましやかに暮らす銭形平次。「親分、大変だッ」とガラッ八の八五郎が飛び込んでくると、投げ銭を武器に悪党から恐れられる、捕り物名人に早変わり。“罪を憎んで人を憎まず”が信条の江戸庶民の味方、平次親分の活躍を描く十編を収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野村 胡堂
1882年~1963年。岩手県生まれ。新聞社を経て時代小説界の寵児に。1931年銭形平次を創造(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
銭を投げない
1985年に出た光文社時代小説文庫の新装版。字が大きくなっているという。
400篇くらいあるという銭形平次の物語から、10篇を選りすぐって一冊としたもの。収められているのは、「小便組貞女」「八五郎の恋人」「濡れた千両箱」「刑場の花嫁」「仏喜三郎」「雪の夜」「花見の仇討」「弱い浪人」「遺書の罪」「尼が紅」。
傑作選ということで、銭形平次への入門編としては良いと思う。本格的に、全編を読破しようと意気込んでいる人には不要の一冊。
私は、銭形平次ものを読むのは初めてであった。驚いたのは、平次がほとんど銭を投げないこと。本書では、わずか1篇でしか、銭を投げつける見せ場が出てこないのである。恐るべしはテレビの影響である。
もうひとつの特徴は、ものすごく人情味が強いということ。止むに止まれぬ事情からの犯罪が多く、犯人はほとんどが見逃されてしまう。平次の検挙率は、かなり低いのではないかと思わされた。
全体的な感想としては、いまひとつの印象が強い。捕物帳の傑作とは聞くが、うーむ。
日本語が輝いている!
1.ガラッパチの登場のセリフ。2.作者の語り。3.平次親分の受け答え。この最初の3行で魅せられます。「史実と比べると...」とかいうのはナシナシ、むしろこれが書かれた昭和初期の江戸っ子の「粋」なのかも知れません。加えて、ヒロインたちの容貌所作の形容が鮮やか。コレを読まずして日本語を語るのは、ちょっと待ちねぇおめぇさん。





