長い長い殺人 (光文社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #20577 / 本
- 発売日: 1999-06
- 版型: 文庫
- 398 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
金は天下のまわりもの。財布の中で現金は、きれいな金も汚ない金も、みな同じ顔をして収まっている。しかし、財布の気持ちになれば、話は別だ。刑事の財布、強請屋の財布、死者の財布から犯人の財布まで、10個の財布が物語る持ち主の行動、現金の動きが、意表をついた重大事件をあぶりだす!読者を驚嘆させずにはおかない、前代未聞、驚天動地の話題作。
内容(「MARC」データベースより)
金は天下のまわりもの。財布の中の現金はみな同じ顔をしている。でも、財布は持ち主のすることなすことすべて知っている。刑事、強請屋、死者、証人…。10人の財布が物語る意表をついた重大事件とは? 再刊。〈ソフトカバー〉
カスタマーレビュー
やさしさ
最初に単行本で読んだ宮部さんの本です。『探偵の財布』の話にでてくる、とあるエピソード、というか、その時の登場人物のセリフにしびれてしまい…その部分は暗誦できるほどです。陳腐な表現で恐縮ですが『人に対する優しさ』がある人にしか書けないセリフだと思います。ぜひ堪能してください。(もちろん好みの問題なので保証はできかねますが…)
見逃せない作品です
宮部みゆきの作品を読むたびに、思わずうまい!と
うならされてしまうのですが、この小説もしかり。
本書の事件の面白さもさることながら、この作品の一番の醍醐味は、
なんといっても語り手である個性豊かな10個の財布たちでしょう。
事件に関係する10人の持ち主たちに、陰ながら賛同したり反対したり声援を送ったり
持ち主本人達でさえも気づかない微妙な心のうちを、
事件の真相と織り交ぜながら客観的に語ってくれます。
常に身近にいる財布にしかできない芸当であり、作者の意図には感服します。
10の短編形式でありながら、それらをひとつの事件と組み合わせ
長編小説としても楽しませてくれる、見逃せない作品です。
思わず自分の財布の中身を覗いてしまいました。
どうしてこういう発想というか、着目点が出てくるのか。
財布が事件を語ってゆくという、そんな奇抜な設定も面白いが、ただ奇をてらっているわけでない事に、読み続けてゆくと気が付く。
「そこまで、現場に肉薄しながら、なぜもう少し突っ込めないんだ! あっ、そうか、相手は財布だったんだっけ・・・」という具合。
孫の手が欲しくなるような、そんな焦燥感にも似た感情に押し流されて、読みふけってしまいますが、ご安心あれ。
ちゃんと最後には、すっきりさせてくれますよ。





