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紫蘭の花嫁 (光文社文庫)

紫蘭の花嫁 (光文社文庫)
By 乃南 アサ

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  • 発売日: 1996-09
  • 版型: 文庫
  • 331 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
「逃げなきゃ、あいつから逃げなきゃ!」花屋で働く三田村夏季の前へ突然現われた謎の影。その瞬間から彼女の逃亡生活が始まった。一方、神奈川県下で連続婦女暴行殺人事件が発生。史上稀に見る凶悪犯罪を前に捜査陣は翻弄される。苦悩する刑事部長・小田垣と彼に近づく美女・摩衣子。そして息を呑むクライマックス!大胆な手法を駆使した直木賞作家の衝撃作。


カスタマーレビュー

蘭に隠されたサスペンス5
 これは、乃南アサのミステリーの中で私が変わった題名だなと思って思わず手にとった一冊です。  この本には、プロローグが2つ存在します。  まず1つ目のプロローグは、ウエディングドレスの試着中、花嫁が何らかの理由で逃げ出してしまうもの。  2つ目はホテルの一室での婦女暴行殺人の現場での犯人の視点からのプロローグ。

この二つがどう関連していくのか、とても興味深くて、つい引き込まれてしまいます。  そして本文。花屋で働く三田村夏季は、いつも男に追われている。 「絶対につかまってはいけない」夏季は逃げるために職場や住居をを点々とする。

しかし男はしつこく探し、追ってくる。一方世間ではプロローグ2に登場した犯人が若い女性の連続殺人を続けている。警察の小田垣がきりきりまいをしている。  そんな時、摩衣子という一人の女性が小田垣の前に現れ、最後には思いもかけない結末が!

 読んでいると、じわじわと事件の核心にせまっていくのが分かり、一体どうなてしまうんだろうと、一気に読んでしまいました。読み終わった後、スッキリとした印象のミステリーです。

 

火曜サスペンスみたいな展開ですが楽しめます4
  連続女性殺人事件を追うクールなエリート警察官の小田垣。小田垣に近づくために偽名を使い変装までしてホステスになった夏季には暗く重い過去があった。自分の結婚を犠牲にしてまで小田垣に近づいた理由とは・・・
 タイトルといい、内容といいまるで火曜サスペンスか土曜ワイド劇場かという感じですが、構成とストーリー展開が絶妙で飽きさせません。

結末はハッキリして欲しかった4
追う者と追われる者が絡み合い、いつしかそれが一本の線になる展開がおもしろい。犯人自体が意外であったが、犯行の動機も犯人の過去も意外である。全てが決着したと思ったら、結末は非常に気になる終わり方で、少し不満が残る。息詰まる展開は、読み始めるとやめられなくなる。