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時間怪談―異形コレクション〈10〉 (広済堂文庫)

時間怪談―異形コレクション〈10〉 (広済堂文庫)
By 井上 雅彦

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  • 発売日: 1999-04
  • 版型: 文庫
  • 598 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
記念すべき十冊目のテーマは、「時間怪談」。江戸川乱歩がかつて「怪談」と呼んだ文学ジャンル。そうまさに、現在「ホラー」と呼ばれ、その名に値する「幻想怪奇の小説」を、乱歩に敬意を込めて、「怪談」と呼びたいのです。そして、過去の名作に勝るとも劣らない作品が、本書にコレクションされました。どうぞ、ごゆっくり極上の「時間」をお過ごし下さい。


カスタマーレビュー

時間をテーマにした3
 ホラーの書き下ろしアンソロジー。面白いんですが、つまんない話も多々あります。面白いほうから半分に絞って発売してくれたら嬉しいとついつい思ってしまう。lainのシナリオ脚本の小中さんなんか、期待してたんだけど、小説の書き方はやっぱりご存知ないようで。
 なんか、いかに小林奏三が面白いかよくわかった気がする。しかしかし、恩田陸の春よ来いは傑作ですね。普通に面白い。
 しかし、今回一の傑作は牧野さんの「おもひで女」。ホラーっていうのは、特に小説では、あんまりびっくりするようなものではない。映像的にびっくりできないので、むしろその雰囲気を楽しむように読むものだと思う。だけど、「おもひで女」はその自分の概念を何だかひっくりかえした。リアルに怖い。傑作ですね、これ。

信じるものが崩れると4
時間・自分・世界・・・
自分が無意識に信じてしまっているモノが崩れると、
人間は酷くモロい。
何を信じていいか解らなくなり、すべてが狂ってしまう。

マッドサイエンティストや死者もモチロン怖いが、
自分の信じるものが崩れることが最も恐ろしいと思う。
その点において、「時間怪談」は根本の怖さ。

さらに、自分の身にも…と当事者の気分も味わえる