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戸隠伝説 (河出文庫)

戸隠伝説 (河出文庫)
By 半村 良

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  • 発売日: 2007-05
  • 版型: 文庫
  • 365 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
作家水戸宗衛の助手をする井上昭が偶然に出会った謎の美女ユミは、戸隠に祀られた古代の神につらなる家系の娘だった。ユミとつきあい始めてから井上は奇妙な感覚にとらわれはじめ、水戸は自分の書く小説『戸隠伝説』をめぐり敵に襲われる。虚実の境が消え、古代の神々の壮絶な戦いがはじまる。壮大なる伝奇ロマン。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
半村 良
1933‐2002年。東京生まれ。都立両国高校卒。多くの職業を転々とし、1962年「収穫」で「SFマガジン」のコンテストに入選。『石の血脈』で星雲賞、『産霊山秘録』で泉鏡花賞、『雨やどり』で直木賞、『岬一郎の抵抗』で日本SF大賞、『かかし長屋』で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

貧困な発想と大いなる手抜き1
縄文の古神と弥生の天の神の争いを描いた伝奇小説。作者の得意分野の筈なのだが、内容の薄さにガッカリさせられる。諏訪神社は大和の神に敗れた出雲の神が流竄した所という伝説がある程、長野県は古代の伝説に富む所なので、戸隠に着目したのは平凡とは言え悪くはない。しかし、そこからが酷い。

前半の作家(作者自身を模している)とアシスタントの話は、雑誌掲載時の趣向とは言え、読んでいて全く詰まらない。内輪話をしているだけで、紙数稼ぎとしか思えない程の手抜きである。半分ほど進んだ所で、やっと戸隠に辿り付くが、互いの神が土偶と埴輪に生を与えて戦うという発想は幼稚園児レベルで、とてもプロの作家のものとは思えない。

神々の対決と言えばもっと勇壮かつ奇想に溢れたものを想像するのが普通であろう。その期待が完全に裏切られた駄作。