人のセックスを笑うな (河出文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #21831 / 本
- 発売日: 2006-10-05
- 版型: 文庫
- 160 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
19歳のオレと39歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた——「思わず嫉妬したくなる程の才能」と選考委員に絶賛された、せつなさ100%の恋愛小説。第四一回文藝賞受賞作。
内容(「BOOK」データベースより)
19歳のオレと39歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた…美術専門学校の講師・ユリと過ごした日々を、みずみずしく描く、せつなさ100%の恋愛小説。「思わず嫉妬したくなる程の才能」など、選考委員に絶賛された第41回文藝賞受賞作/芥川賞候補作。短篇「虫歯と優しさ」を併録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山崎 ナオコーラ
1978年、福岡県生まれ。2004年「人のセックスを笑うな」で第41回文藝賞を受賞し、デビュー。デビュー作は、第132回芥川賞の候補作にもなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
センスだけでは無い何かの正体は・・・
本書が「文藝賞」を受賞した際に、選考委員たちはその「センス」をこぞって絶賛したという。
たしかに、軽妙な文体であるし、ユーモア感覚にもすぐれていると思う。読後感も爽快である。
しかし、この「爽快さ」の源は「センス」だけではないだろう。この「爽快さ」は作者の「こころざし」から来ているのではないだろうか?
本書に併録されている『虫歯と優しさ』をあわせて読むとよく分かるのだが、
この作者は世間ではあまり光が当たらず、ネガティブな評価しか与えられていない人々をまるごと「肯定」しようとしている。
この「肯定」しようという「こころざし」が登場人物だけではなく、読み手の抱えているコンプレックスや不全感をもやさしく溶かしてくれるのではないか?
そして、それが読後のすっきりした爽快感をもたらすのではないか?
そんな風に思われた一冊でした。
みずみずしい言葉づかい
出だしの小鳥の描写、「生温かいものが、宙に浮かぶことが不思議だった」という表現がいいと思ったら、次々に手垢がついていない言葉が現れて、この表現力が最後まで持続する。とてもいい。やや残念なのは話の展開部分と終結部分。大方の読者の予想通り。意表をつく必要はないが、余りにも定石で少し寂しい。・・・と思って併録されている『虫歯と優しさ』を読んだら、感受性と表現力はそのままで話の展開にも思わず唸らされた。素晴らしい。ただしタイトルは『人のセックスを笑うな』が圧倒的! 解説は高橋源一郎。
あっさり文体でOK
自分は36歳の男性ですが、19歳の頃は39歳の女性というと母親の年齢に
限りなく近く、とても性愛の対象とはなり得なかった。
でも今は僅か3歳年上なだけなのでその「39歳」という年齢の持つ
美しさを充分に理解できる。
もしも自分が19歳に戻ってこんな恋愛体験ができれば楽しいのだろうなぁ…。
物語の描きかたとしては、ソフトなのが良かった。
情念たっぷりに表現されるべき作品ではないですね。
ゆりのひじやかかとがカサカサしているのは、みだしなみとかに構わない
からではなくて、ただ単に面倒だからであり、その部分を触ると恥ずかしそう
にする…。また、友人もゆりの魅力に気づいており、ファンである。
年なりの容姿であるが、どこか惹きつけるものがあり、しかも本人じたいは
特別なものを持っているわけではなく、普通の女性である。
すばらしい設定じゃないですか。




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