親指Pの修業時代〈上〉 (河出文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #566511 / 本
- 発売日: 1995-09
- 版型: 文庫
- 359 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
ある夕暮れ、午睡から目覚めると、左足の親指がペニスになっていた―。驚くべき奇想とともに始まる性の遍歴を描いて、発表直後から圧倒的な反響を呼び、90年代の文学に画期的な地平をひらいた第三十三回女流文学賞受賞の名作。
カスタマーレビュー
唖然。
もし、あなた(♀)の足の親指がペニスになってしまったら、どうしますか? この物語の主人公は、平凡で、どちらかと言えば鈍いくらいの女の子。世間に対しても、セックスに対しても、平凡な考え方しかしたことがない。そんな彼女の足の親指が、ある日、ふと午睡から目覚めるとペニスに変形していた!
それ以後、彼女は運命に導かれるように、さまざまな出会いをする。彼女のそれまでの「常識」からははみ出した人々-いや、いまや彼女の肉体こそがもっとも非「常識」なのだが-と関わり、また非「常識」なセックスを経験することで、彼女自身も少しづつ変わっていく。
息をもつかせぬストーリー展開。ほとんど開いた口がふさがらないほど、びっくりします。 はじめての衝撃があなたを襲うはず!
正直? 愚直?
内容は世間で言われるほどセンセーショナルなものではありませんが、記述のほうに明らかな問題がある作品です。一例を挙げると、上巻と下巻の接続部分に登場人物が感情的になってわめき散らすシーンがありますが、こういう低俗なシーンは<正直>に書かれたというよりも単に<愚直>に書き散らかされたシーンであり、幼稚園児のイタズラ書きと同じく <心理的>ではなく<生理的>なものなのです。そして、この手の<生理性>は一時フランス文学界で大流行したものの現在では<幼稚>と<未熟>の二言で片付けれている<失敗に終わった過去の試み>なのですから、デビュー当時には高度な<技術>を以ってファンを楽しませてくれた松浦さんが文学的に退行して、このような<書き散らし>作品を発表してしまったことをファンの一人として本当に残念に思います。

