シネマほらセット
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #86598 / 本
- 発売日: 2004-03-02
- 版型: 単行本
- 253 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
こんな映画があったらおもしろい、こんな映画があってもいいはずだ、なぜこんな映画をとらないんだ。という思いのたけを吐露する告発嘘八百八町面白本。監督、キャスト、スタッフなどはすべて実名でお送りする、橋本治全開。
内容(「BOOK」データベースより)
鬼才が精魂こめて書き上げた映画のほら話!!『キネマ旬報』誌に連載され、世間をひたすらに唖然とさせたこの世に存在しないウソ映画集、遂に待望の単行本化。
内容(「MARC」データベースより)
こんな映画があったら面白い! 監督・キャスト・スタッフなどはすべて実名、鬼才が精魂こめて書き上げた映画のほら話。世間をひたすらに唖然とさせたこの世に存在しないウソ映画集。『キネマ旬報』連載を単行本化。
カスタマーレビュー
シネマほらセット
この本はおもしろいですよ
映画についてある程度詳しい人が「ああ、なんか単純におもしろい本はないかなあ」と思ったら、もう、この本はぴったりですね
「藤原紀香が巨大ロボットになって戦う」だとか「クエンティン・タランティーノ監督の忠臣蔵」だとか「ゴジラ対金正日」だとか
「バトルロワイアルPTA」だとか「フェデリコ・フェリーニの鉄腕アトム」だとか「オズの魔法使いの日本版。都はるみが主人公のドロシーで森進一のかかし、沢田研二のロボット、五木ひろしのライオン、魔法使いは美空ひばりでみんなで歌いまくる映画」とか「木村拓也主演、監督深作欣次」とかそういうおもしろい話、具体的な筋やキャスト、スタッフもおもわず映画ファンならにやりとするようなネタが細部まで作りこまれており、話の種には最高だと思います。
ああ、よくこんな事思いつくなあ、って思います。実際に映画化されたら本当にヒットするんじゃないか、って。
この本は本当に「こういう映画が見たい!」っていう純粋な動機から書かれた本だと思います。
映画秘宝とかでもこういう企画やればいいのに、絶対受けると思いますよ。読者投稿覧とかも作ってね
「こういう映画どう?」って思いつく限りのおもしろいことをみんなやればいいんですよ。
本人がどのくらい映画について知っているか、っていう事もわかるし。こういう企画をみんなでやればみんな映画を勉強しだすだろうし
橋本治はずっと読んできたけど、こういう本も書けるのかって知りました。この本はここ最近で一番のヒットです
映画好きにはたまらんだろうなあ
私は映画には詳しくないんです。そんな私にも面白かったので映画好きにはたまらん本だろうなあと思います。
とにかく、古今東西の映画、映画俳優、映画を離れた史実、現代の世界情勢への風刺精神、これらの全てに目配りができている教養人橋本治だからこそ書ける本です。だから、必ずしも映画に詳しくない私のような人間でも、上記したいずれかへの関心が高ければ何か引っ掛かってくるものがありますから、躊躇せずに手にとって欲しいですね。
この本で割としょっちゅう配役に回されてる人ってのがいて、ジョン・マルコビッチや石塚英彦やタッキーやサミュエル・L・ジャクソンや爆笑問題だったりするんだけど、この中の誰か一人二人くらいは皆さん知ってるよね?だったら、この本の全48篇のうち、一つ二つは腹を抱えて笑えるものがあること必定でっせ。
天才の遊び 面白傑作嘘映画館
妄想のキャスティンとスタッフキャストにまつわるゴシップやエピソードなど、虚実絡めて紹介された作品群は、あったら見たい作品、あり得る作品、あり得た作品等々と思わせる説得力が並大抵でない。原作ものもあるが、オリジナルストーリーも優れていて、2本目の「アメリカン・クイーン」など、力の入った傑作として映画史に残したい作品。豊かさと鋭さで笑わせる面白傑作嘘映画の世界。
例えば40本目「ガラスの仮面」 THE MASK OF GRASS 2002年 パラマウント 二時間八分
主演 白石加代子 デミ・ムーア キャサリン・ヘップバーン キアヌ・リーブス
監督 マイク・ニコルズ 原作 美内すずえ 脚本 アーサー・ローレンツ
撮影 ダグラス・スローカム 音楽 アンドレ・プレビン 配給 UIP
ということで、誰も見た事がない嘘映画をでっち上げ、それを50回繰り返して世にも珍奇な映画評論集に纏め上げた橋本治。こんな事考えるのも、実行してしまうのもこの人以外にないという、映画と遊び尽くした天才の仕事だが、その結果、自分にとって、映画はもう「どうでもいいもの」になってしまったと、結びの言葉に記してある。
そうかもな。こんな自由に「映画」をイメージできれば、それを越える面白さをスクリーンから得ることは不可能かもな。昔も今も、変らず見続けて飽きることない凡人は、天才の背中を見送りつつ、その退場を惜しむのだ。





