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On Lisp

On Lisp
By ポール グレアム, 野田 開

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  • 発売日: 2007-03
  • 版型: 単行本
  • 440 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
LispハッカーPaul Grahamが、Lispの力の源泉であるマクロプログ
ラミングを解説

 Lispは近年、強力で実用的なプログラミング言語として見直されている。本書
の原書である"On
Lisp"は、Lispの強力さの源であるマクロのプログラミングを
徹底的に解説する名著である。
本書は、野田開氏が著者Paul Graham氏の許諾を得て訳し、インターネットで公
開していた日本語訳をもとに、さらなる推敲を加えて書籍として出版するもの。

出版社からのコメント
読者の方のご参考のために、Web上にある関連リソースを挙げてお
きます。

著者Paul Graham氏のサイト上のページ(原書PDF, コード, 正誤など)

訳者 野田開氏による翻訳草稿(TeX, PDF, HTML)

出版社のカタログ

カバーの折り返し
(前書きより)

この本はLispプログラマとして成長を望むすべての人に向けて書かれた.読者が
既にLispに親しんでいることを前提としているが,必ずしも長いプログラミング
経験が要る訳ではない.始めの数章にはかなりの量の復習を含めた.これらの章
は熟練Lispプログラマでもきっと楽しめることと思う.見慣れた話題を新しい光
で照らしてみたからだ.
あるプログラミング言語のエッセンスを一文で伝えるのは難しいが,John
Foderaroの言葉はかなりそれに近い:

Lispはプログラム可能なプログラミング言語である.

Lispはそれだけのものではないが,Lispを自分の意図に従わせる能力こそはLisp
エキスパートと初心者との大きな違いだ.熟練Lispプログラマは,プログラミン
グ言語に従ってプログラムを書くのと同じように,自分の書くプログラムに向け
てプログラミング言語を構築していく.この本ではボトムアップスタイルでのプ
ログラミングの方法を伝えたい.それこそLispが本来適しているスタイルだから
だ.

(中略)

この本を読むのを楽しんでくれることを願う.私は,知っているプログラミング
言語のうちでLispが一番好きだ.それはただLispが一番美しいからだ.この本
は,最高にLispっぽいLisp (Lisp at its lispiest) についての本だ.この本を
書くのは楽しかった.その感じが行間に流れていたらうれしい.

Paul Graham


カスタマーレビュー

マクロ・マクロ・マクロ5
Scheme で Lisp の洗礼を受けた自分は,本書を読むまで hygienic でないマクロに対して偏見を持っていましたが,読後徐々にその考え方は変わっていきました.
冒頭の引用にある「Lisp はプログラム可能なプログラミング言語である」,この特徴に大きく貢献しているマクロの使い勝手やテクニックを,実例を交えながらこれでもかというほど見せてくれる.何度も読み返してはその知恵を肌身に染みこませていきたい,そういう類の本です.

Lispの真の実用書。ライバルには読ませたくない。5
本書の著者ポール・グレアムの別の著書「ハッカーと画家」(オーム社)で、グレアムはLisp言語の実用でのメリットを強く主張していた。WebシステムにおいてもLispを採用することで、グレアムのベンチャー企業はライバル会社よりはるかに早く強力なシステムを開発し、競争に勝ち続けた。Web開発言語もPerlからPython、そしてRubyが支持されてきているが、それはLisp化への流れであるという。
しかし、学術的なLispのテキストを見ても、なかなかそれが理解できなかったので、グレアム自身がこれを懇切丁寧、そして実践的に解説してくれている本書は実に興味深いと思う。
グレアムが強調するLispのメリットはマクロである。本書でも、マクロは機能面は(Lisp独特のクセも含め)もとより、微妙な問題でもある、マクロを使うべき場面、関数との使い分け、効果的なマクロの定義方法からマクロの欠点まで、絶妙な実例を参考にしながら教えてくれている。さらに、Prolog言語の実装やオブジェクト指向Lispも簡易ながら実践的に解説しているのも面白い。システム開発のライバルには読ませたくない本だ。