プルタークの物語〈上〉
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #253960 / 本
- 発売日: 2008-07
- 版型: 単行本
- 369 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
練達の筆が紡ぎ出す“プルターク英雄伝”の人間洞察。権謀術数、戦争、クーデター、恋、独裁か民主政治か、読めば、血湧き肉躍る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阿刀田 高
1935年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。76年『冷蔵庫より愛を込めて』でデビュー。79年『来訪者』で日本推理作家協会賞、同年短編集『ナポレオン狂』で直木賞を受賞。日常生活の裏側を垣間見る独特のブラックユーモア、そしてギリシャ神話やシェイクスピア劇などを平易に読み解いた作品に定評がある。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞受賞、2003年紫綬褒章を受章する。現在、日本ペンクラブ会長、直木賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
教養の高みは遙か遠く
阿刀田高氏の、この手の教養本は、とってもありがたい。
キリスト教のことを調べているワケじゃないんだけど、目下必要な知識にはキリスト教の初歩的
な知識がないとニッチモサッチモな場合や、別にシェークスピアについて知りたいわけじゃないんだ
けど、現在読んでいるお話はシェークスピアの基本的知識がないと、わけがわかんないって場合
や、いや特にイスラム教の知識を得ようとしているワケじゃないんだけど、得ようとしている知識
にとって、イスラム教の一般的な知識がないと右往左往することになる場合など、阿刀田氏の
この手の概説(?)本は、たいへんにありがたい。
初歩的・基本的・一般的な内容を、わかりやすくまとめてくれているだけじゃなく、折々に著者
が登場して、その執筆の際の調べの背景から個人的な違和感や納得感をチラっとまぶしてく
れており、これが該当分野にとって馴染みのない読者をものすごくエンカレッジしてくれます。
それらが阿刀田氏の短編でもお馴染みの、落ち着いた筆致で淡々と叙述された日にゃあ、
いやでも脳に染みこもうというもの。
そして阿刀田氏の一連の教養本の効用は、扱われているあれこれを「知れる」だけに留まりま
せん。読了して、常に思い知らされること(つまりこれも阿刀田氏の手柄)は、「これは入り口の
最初の一歩」でしかないということ。遙かな「教養」の高みへと、実際にはそこへ向かって足を踏
み出さないまでも、目線を連れて行ってくれます。




