神〓剣侠〈1〉忘れがたみ (徳間文庫)
|
| 価格: | ¥ 840 1500円以上は送料無料 詳細 |
発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #150626 / 本
- 発売日: 2006-06
- 版型: 文庫
- 443 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
『射チョウ英雄伝』から十数年後。「売国奴の息子」という過酷な運命を背負った少年・楊過の頑な心を開いたのは、武芸の師となった美しい年上のひと・小龍女だった……。中華世界十二億人が胸を熱くした、武侠小説史上最高のラブ・ストーリー!
内容(「BOOK」データベースより)
『射〓(ちょう)英雄伝』から十数年後。「売国奴の息子」という過酷な運命を背負った少年・楊過の頑な心を開いたのは、武芸の師となった美しい年上のひと・小龍女だった…。中華世界十二億人が胸を熱くした、武侠小説史上最高のラブ・ストーリー。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
金 庸
1924年、浙江省海寧県生まれ。1955年「書剣恩仇録」を発表。圧倒的支持を得、全十二部の長篇武侠小説を創作。中国、香港、台湾を始め中華世界に十二億人の読者を持つ超人気作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
読んで損なし!
主人公とヒロインのキャラに非常に魅力がある。
金庸作品で読んだのは文庫化されたものだけだけど、今までの主人公は真面目でカタブツだったり純朴だったり、
わりと正統派な主人公で個人的にはあまり面白みがなかった(金蛇郎君などアクの強いのが大好きなので)。
でも本作の主人公・楊過は売国奴の子として生まれ、自分を見下し認めない世間の人々や武林の掟や制度に根深い恨みを抱き、
反骨し、傷つくのも厭わず昂然と牙を剥き、自分の意思を貫く。頭もいい。非常にエネルギッシュなヤツだ。
ヒロイン・小龍女も幼少から一歩も墓から出ることなく育ち、ある理由で感情を表すこともできないため、
徹底して冷徹で浮世離れした、これまた他人の目や世間の常識などどこ吹く風で自分の意を貫く美女だ。しかも絶技を使う。
そんなふたりが出会い、武林中を敵に回して愛し合うようになるのだ。そりゃワクワクする。精神的に成長していくふたりも見所だ。
脇のキャラもいつもどおり魅力的。小龍女の師姉である、世の男全てを憎み、圧倒的に強くワガママな「赤錬仙子」李莫愁がイイ。
前作の東邪・西毒などもイイ感じで出てくる。
女の子はやたら恥ずかしがり屋だけど、それはまあいつものことなので。
あと今回は邦訳が良く、子供向けのような噛み砕きすぎた文章ではないのもかなり高評価。
とにかく読んで損はない!
「狂」のヒーロー・楊過
論語に「中庸の人と交際できなければ、次善の友として狂狷の人を選べ」とありますが、「狂」とは「積極的で一途な人」という意味だそうです。
この小説の主人公・楊過は、まさにその「狂」を体現したキャラクター。(ちなみに、彼は後ほど「西狂」と呼ばれることになります)
楊過は世間の価値観に真っ向から逆らい、一途に恋人を待ち続けます。
こんな破天荒な人物が現実にいたらはた迷惑でしょうが(笑)、小説のキャラクターとなると非常に魅力的です。台湾の著名な武侠小説家・古龍いわく「武侠小説で最も愛すべきキャラクターの一人」。
ヒロインの小龍女ともども、読者の好悪がはっきり分かれるキャラクターですが、はまればとことんのめり込めるでしょう。
ストーリーはメロドラマ調な部分もありますが、キャラクターの魅力のおかげで一気読みしてしまいました。
好みの別れる続編
前作『射雕英雄伝』からのファンの方は、郭靖と黄蓉夫妻およびその愛娘の姿に失望感を覚えることになるかもしれない点がひとつ。
もうひとつは、特に女性は強く感じそうな欠点ですが「処女性」をあまりに強調しすぎる点でしょう。
美人と誉められて動揺する、体に触られて動揺する。なぜ女性人物がこう思うかというところに頻出する「処女だから」という言葉……、処女性じゃなくて感受性の問題ではないのかと首をひねりたくなるところです。
あと本作は"純愛"を描くところに重点が置かれているため、荒唐無稽なバトルシーン健在なれどそれ以上にラブシーンが多いのが難点。主人公カップルの性格も含めて、好悪のはっきり別れる作品になりそうです。





