血と夢 (徳間文庫)
|
| 価格: |
おすすめ度:
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1074790 / 本
- 発売日: 2001-12
- 版型: 文庫
- 471 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
ソ連侵攻後のアフガニスタンに元自衛隊陸幕一尉の壱岐一平が、ジャーナリストとして潜入した。彼はアメリカ国防情報局の非合法員として、ソ連が開発、実戦で試射中という薬莢不要の高性能自動小銃を奪い、その発明者ワシリー・ボルコフを拉致するという密命を帯びていた。ムジャヒディンとともにスレイマン山脈の尾根を越え、向かった政府軍基地には…。
カスタマーレビュー
1980年代のアフガニスタンを舞台にした船戸冒険小説
1980年代初め、東西冷戦で米ソが対立していた時代、ソ連軍の占領下におかれていたアフガニスタンが舞台。
銃器技術を一新するような革新的な新型自動小銃を巡る国際謀略。米ソを中心に登場人物は多数にのぼる。主人公は船戸小説の例によって日本人。陸自情報部出身でアメリカの国防省情報局の仕事を請け負い、アフガニスタンのアフガンゲリラに合流する・・・。
イスラム世界を舞台にした作品として傑作「砂のクロニクル」のほどの深みはないが、西洋文明と価値観を異にするイスラム世界の複雑さなど本作でも伺い知ることができる。
後年の船戸冒険小説に現れる特徴はすでに本作でも現れているが、人物造形の描きこみが弱いなど、食い足りない部分があり、全般には不満。いかにも著者らしいラストの決着のつけ方も、個人的には好みではなかった。

