海がきこえる (徳間文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #23963 / 本
- 発売日: 1999-06
- 版型: 文庫
- 302 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
高知の高校を卒業した杜崎拓は、東京の大学に進学し、一人暮らしを始めた。その矢先、同郷の友人から武藤里伽子が東京の大学に通っていると聞く。里伽子は高知の大学に行っていたのではなかったのか?拓の思いは、自然と2年前のあの夏の日へと戻っていった。高校2年の夏の日、訳あって東京から転校してきた里伽子。里伽子は、親友が片思いする相手だけだったはずなのに…。その年のハワイへの修学旅行までは…。
カスタマーレビュー
海と君が
最初に見たのはアニメのほうです。
その時から雰囲気が最高に良い作品だと感じていましたが
単行本を読んで、こういう原作があるからこそ
アニメが素晴らしいできになったんだなと思いました。
ローカルな土地をを舞台に
本当に素朴な恋愛が繰り広げられていきます。
慌しい様子も、激動の場面もありません。
ただ一人の少年が、わがままな少女に振り回される、
それだけなのに、全く退屈感はありません。
トゲトゲしい彼女の言動を「土佐」という土地と方言が
柔軟に包み込んでくれて、苛立ちよりむしろ
彼女の孤独感、素直になれない気持ちを
優しく見守ってあげたい気持ちにさせてくれます。
ありのままの人間、ありのままの世界を読み終えた後
ゆったりした感動を味わうことができました。
半永久的な青春小説。
私も、アニメを見てから、この小説を読むに至りましたが、
なぜ、海がきこえる、に惹かれたのか、なんとなく感じる
ことができました。
というのも、小説の方が、拓や里佳子、そして松野の心の動きが
細かく描かれているため、さらに彼らの気持ちを感じ入り、
同調することができたからです。
拓が、親友である松野を気遣いながらも、里佳子のことが気に
なってしまう、そんな彼の行動を読みながら思わず、うなずいたり、
にやけてしまったり、しかしながら、極めて自然体で淡々と物語が
進んでいくため、読み手側も無理なく同じ世界に入っていけます。
なかなか素直になれず、お互いの個性がぶつかりあって終わって
しまった高校時代、大学生で再会して、こんなことがあったなぁ
と登場人物たちが思うのと同じように、読んでいる自分も、
あったあった、と賛同してしまう、みんながそう思ってしまう
青春時代の様々な場面が、この作品には描かれているんですね。
読む人に、青春とは?という問いかけに対する答えを、自然と
導き出してくれる、半永久的な青春小説、であり、稀有な作品、
ぜひ、皆様にも読んでいただきたいです。
さわやかないい本です
さわやかさだけでないところがよいです。
文章や構成が緻密なところが、雰囲気だけで書いたエッセイ風の話とは違い
読み応えがあります。
ドラマにもなりましたが、高知弁は文字で読む方が各々の気持ちにすんなり
入ってくるのではと私は思います。
学生の時読みましたが、青春まっただ中より少し離れた時代の方が
より共感できる気がします。
ぜひご一読を。





