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ドル覇権の崩壊―静かに恐慌化する世界

ドル覇権の崩壊―静かに恐慌化する世界
By 副島 隆彦

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  • Amazon.co.jp ランキング: #200782 / 本
  • 発売日: 2007-08-03
  • 版型: 単行本
  • 254 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
小泉内閣が次に狙う増税の裏にどんな仕掛けがあるのか。世界経済の波乱要因としてのアメリカ・ドル覇権の崩壊とからめて詳述する。

内容(「BOOK」データベースより)
目先の円安と低金利に騙されるな。やがてドルは暴落し、円は1ドル=80円へ。そして、金融恐慌が世界を襲う。いまこそ資産を金・ユーロ・人民元に移せ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
副島 隆彦
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師を経て、常葉学園大学教授。ベストセラー『預金封鎖』(祥伝社)、『英文法の謎を解く』(筑摩書房)などの著者として知られる碩学。日米の政界・シンクタンクに独自の情報源を持ち、金融経済からアメリカ政治思想、法制度論、英語学、歴史など幅広いジャンルで、鋭い洞察と緻密な分析に基づいた論評を展開。また、副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間人国家戦略家」として講演・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

「静かに恐慌化する世界」3
 「静かに恐慌化する世界」は本書の副題である。昨今のサブプライム問題を調べていると確かに「ドル覇権の崩壊」は進行しているように思える。
 筆者は、理論経済学者について「偉そうな数式や理論を並べるだけ」、さらに経済新聞記者についても「景気循環論を並べるだけ」と一刀両断。本書では「私は預言者となる」と断言している。
 現在の世界経済を見回すと確かにドルの権威は揺らぎ、恐慌化するという見方は当を得ている。ただし、ドルが覇権を固めてきたのはそれなりの年月がかかっているわけで、グローバル化の進んだ現実ではすぐに恐慌化することは無いと見るのが妥当だろう。「静かにゆっくりとした大調整」が起きているのであって、ITなどの好業績があるから、米英経済は正確に言えば「恐慌」ではなく「不況」を迎えるのだろう。
 副島氏の予測は、福田政権の成立、サブプライムローン(現実には似たようなローンだったが)問題の浮上をいち早く言い出した点では評価できる。反面、金(きん)の評価は過大だろう。
 一番良くないのは、世界経済はロックフェラーなど一部組織、または個人によって動かされているという「幻想」である。小さな会社の社長ですら自分の意思通りには100%ことが運ばないのだから、この世の中は極論かもしれないが「不条理」(カフカの言葉)によって動いていると考えるのが現実味がある。「個人」によらず「組織(国家や法人)」の意思決定で世の中は動くから、矛盾が大きいのだろう。
 それにしても副島理論は切れの良い刃物のようだ。疲れているときに本書を読めばより疲れるし、元気なときに読むとハイになれる。副島氏の予測は「丁半賭博」のようだ。

煽り節が気になる3
読んでおいて損はないかもしれないが、全体に著者の感情(?)というか、
煽り節というか、やや疲れる。
読者は、こちらも読みつつ、逆の立場というか、もう少し違った視点も得ておくべきかと。
少し前に日経で取り上げられてた『ドルはどこへ行くのか』は、そう簡単に崩壊はしないという主張。その他、『なぜ人々はグローバル経済の本質を誤るか』など。
いずれも併読されるといい。

タイトルの見出しで十分、中身は残念2
見出しだけを見て”いいぞ、その通りだ”と思うところがあったので、中身をほんの少しも立ち読みせずに本屋で買いました。見出しには、『世界はドルに騙されている』、『日本はどこまでアメリカに毟られるのか』、と言うような、日本で一般にもっと知られてもよい内容が並んでいます。ですからマクロでこの著者の言う実態はその通りだと思います。その中身が濃く解説されていることを期待して読み始めたのですが、最初の数ページで著者の”興奮”したスタイルによる読みづらさと、失礼ながらほとんど一般の新聞、雑誌程度の情報の浅薄さが残念ながら明白になりました。サブプライムローンの本質や米国の実態等をあまりご存知なく書かれていることは、米国で金融に携わった方が読めばすぐに見抜かれてしまう程度です。ドルは危ないぞ、というメッセージがこの本の価値でしょうか。