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鏨師 (文春文庫)

鏨師 (文春文庫)
By 平岩 弓枝

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  • 発売日: 2008-12-04
  • 版型: 文庫
  • 311 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
無銘の古刀に名匠の偽銘を切って高価な刀剣にみせかける鏨師。その並々ならぬ技術を見破る刀剣鑑定家。火花を散らす名人同士の対決に恩愛のきずながからむ厳しい世界をしっとりと描いた第41回直木賞受賞作「鏨師」のほか、「神楽師」「狂言師」「狂言宗家」など、著者が得意とする芸の世界に材を得た初期短編集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
平岩 弓枝
昭和7(1932)年、代々木八幡神社の一人娘として生れる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。平成10年、第46回菊池寛賞を受賞。平成16年、文化功労者。テレビドラマ、芝居の脚本も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

素晴らしき初期短編集5
長谷川伸主催「新鷹会」の機関紙「大衆文芸」に発表された
『鏨師』、『神楽師』、『つんぼ』、『狂言師』、並びに
「オール読物」に発表された『狂言宗家』、
昭和32〜34年に初出された計五編の初期短編集。
表題作にて昭和34年7月、第41回直木賞を受賞している。

生家が代々木八幡神社だからであろう、
神楽や狂言、邦楽に対する深く、広範な知識と、
それを自然に作品中に織り込む手腕に
現在の日本ではほぼ失われつつある真の芸の世界と
匠の姿を見ることが出来るだろう。

歌舞伎や能なぞほとんど観る機会なく、
他の古典芸能にも親しむ機会の無い
戦後生まれの私たちの世代が、
このような「日本風」の作品を、実感を持って
リアルに描くことはもう出来ないのだろう。
そういう意味では貴重な、素晴らしい短編集である。