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翔ぶが如く〈7〉 (文春文庫)

翔ぶが如く〈7〉 (文春文庫)
By 司馬 遼太郎

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  • 発売日: 2002-05
  • 版型: 文庫
  • 336 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
明治十年二月、ついに西郷が立ちあがった!
圧倒的な士気で熊本城を攻める薩軍と援軍を待つ政府との闘いが始まった。激動の時代を描く大長篇が文字を拡大した新装版で登場!

内容(「BOOK」データベースより)
熊本、萩における士族の蜂起をただちに鎮圧した政府は、鹿児島への警戒を怠らなかった。殊に大警視川路利良の鹿児島私学校に対する牽制はすさまじい。川路に命を受けた密偵が西郷の暗殺を図っている―風聞が私学校に伝わった。明治十年二月六日、私学校本局では対政府挙兵の決議がなされた。大久保利通の衝撃は大きかった…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
司馬 遼太郎
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8年(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

西郷、暗殺計画5
各地の反乱が薩摩に飛び火するのを恐れた大久保は、あろうことか、西郷の暗殺を企てる。大久保には、岩倉具視と謀って開国反対の孝明天皇を毒殺したといううわさもある。日本の近代化のためなら、無二の親友でさえ除く。それだけの覚悟があるのが、大久保という人間なのであろう。決して西郷に対して憎しみはなかっただろう。大久保の苦悩は、本作では触れられていないが、きっと余人には計り知れぬほど大きかったに違いない。西郷の死ののち、暗殺予告が届いても、一向に警戒をしなかったところに、この大久保という人間の覚悟と悲しみが伺える。

長かった4
一気に全巻買ってしまって、途中で読むのが嫌になってしまって全部読むのに半年くらいかかりました。学校の教科書のイメージで英雄だと思っていた西郷像がかなり変わりました。桐野と考え方がずれていくのが悲しいですね。最後の終わり方は凄まじくて、一気に読めました。時代からは、ずれてしまったけど彼等の信じたもの、生きがいとなったものを考えると、素晴らしい男達だったと思う。

開戦前夜3
西南戦争のきっかけについて詳細に書かれています。
果たして、薩摩側が主張するところの「西郷暗殺説」は本当なのかどうか。

今にして思えば良策とも思える寄合での永山や野村の発言も
無視される所をみると、勝敗よりも薩摩士族の間に溜まったエネルギーを発散したかった
だけなのではとも感じました。

首脳部も士族の突き上げにどうにも軌道修正できない雰囲気だったのでしょうか。
そんなことが思い描けます。