ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #72187 / 本
- 発売日: 2003-05
- 版型: 文庫
- 363 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
首から下が麻痺した元刑事と彼の目、鼻、手足となる女巡査が稀代の殺人鬼を追う。ハンデをも武器にする、ニューヒーローが大活躍
内容(「BOOK」データベースより)
連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か?そして何のために…。ジェットコースター・サスペンスの王道を往く傑作。
内容(「MARC」データベースより)
数々のメッセージを残しながら、数時間おきに被害者を監禁する稀代の連続殺人鬼ボーン・コレクター。首から下が麻痺した元刑事と、彼の目・鼻・手足となる女巡査が、犯人を追う。新たな「安楽椅子探偵」の大活躍。
カスタマーレビュー
「リンカーン・ライム シリーズ」の記念すべき第一作
被害者の周囲に次の犯行予告(時刻・場所・殺害方法)をのこし、次々に犯行を重ねる「ボーンコレクター」。この殺人鬼を、世界最高の犯罪学者といわれた、リンカーン・ライムが追う。しかし、ライムはある事件の捜査時に負傷し、四肢麻痺の状態に陥っており、ふとしたきっけで、女巡査、サックスが彼の手足となって捜査を行うこととなる。最初は反発しあった二人でが、捜査を続ける内に徐々に信頼関係が芽生え、「ボーンコレクター」をおいつめる。
本作品だけでなく、作者の作品は、「時間をうまく使ったサスペンス性」「事件に関するアッと驚くどんでん返し」が詰まっており、優れた作品が多く、私自身はこの作品をきっかけに作者にはまった一人である。
本作品は「リンカーン・ライム シリーズ」の!記念すべき第一作であるが、邦訳版としては、「コフィン・ダンサー」「エンプティー・チェアー」が出版されており、それぞれ高い評価を得ている。また、シリーズ最新作「石の猿」が、2003年5月末出版予定である。
本作品「ボーン・コレクター」は1999文春で1位、2000年度版このミスで2位を獲得した。
読むほどに痛々しさに身もだえしまくり
映画「ボーン・コレクター」の原作小説。映画をみて語り尽くされているであろうからその原作小説として軽い気持ちで読んだのですが、その映画版では語られていなかった細やかなライムとアメリア・サックスの関係にしんみりと身につまされ、映画であらかた内容は分かってはいるものの、もしかしたら原作小説犯人が全く異なる違う展開なのかなと用意された真犯人を覆い尽くした伏線にすっかり騙されて、映画を見るそれ以上にそのリンカーン・ライムのミステリーの世界にどっぷりとつかることが出来て、そのサスペンスのはまってしまいました。鑑識捜査官ライムの捜査に欠かせない化学捜査の知識も「エンプティー・チェアー」のときと同様不可解な化学知識の世界に戸惑いそうになりましたが、でもそれを補って!!も余りあるその謎の殺人鬼ボーン・コレクターとリンカーン・ライムとの激しい対決は映画で見た以上に遥に読み応えがあり、スリル溢れるサスペンスの世界は充分に満足の行くものでした。ただ四肢麻痺患者ライムの背負いつつある苦しみ映画以上に痛々しく、目を背けたくなるようで見ていられませんでした。アメリア・サックスのライムへの思いを遥に凌ぐ苦しみは胸に詰まるものが感じました。だからこそ、生きる希望を捜査で見出しうるリンカーン・ライムの行く末が痛々しい思いを感じつつ気になりました。
ロカールの相互交換原則
1997年発表、邦訳1999年9月20日発売、ジェフリー・ディーヴァーを日本でも大ブレイクさせた傑作。
多くのレビュアーがご指摘の通り、ベイセル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーというすばらしいキャストにもかかわらず、原作が1000倍は素晴らしい出来栄えである。
ディーヴァーの本作がブレイクした原因は明白だ。巻末463ページ以降にリンカーン・ライム著『証拠物件』第四版(ニューヨーク、フォレンジック・プレス刊、1994年)巻末用語解説より抜粋などという、とてもすばらしいユーモアとともに説明されている現在の科学的調査、たとえばガスクロマトグラフ質量分析計やロカールの相互交換原則といったものをミステリー・推理の世界の領域に持ち込んだ事である。
過去の優れたミステリー・推理作家達が!持ち出しようがない科学的調査にディーヴァー特有のジェットコースターの様なドライブ感ある文体と幾重にも用意された伏線とプロットが結びついた本作こそ、大ブレイクの原因だ。
併せて、リンカーン・ライムとアメリア・サックスという素晴らしいキャラクターが初めてクロスする瞬間が素晴らしい。僕はそこに人間と人間との宿命的なロカールの相互交換原則を感じてしまう。
もう一つ、翻訳者がここまでのディーヴァーの翻訳者より数段素晴らしい。池田真紀子氏はディーヴァーの持つスピード感を全く失わずに見事な日本語化をされたと思う。
100年に一冊の大傑作。





