盟約 上 文春文庫 ニ 1-4
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商品の詳細
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- 発売日: 2002-08
- 版型: 文庫
- 447 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
名作『勇魚(いさな)』の続篇、待望の文庫化
『勇魚』の主人公の息子、鯨捕りの熱い血をひく青年海軍士官の成長と活躍を軸に、日英同盟下の戦乱の時代を描く勇壮な大歴史絵巻
内容(「BOOK」データベースより)
あの名作「勇魚」の閉幕から月日は流れ―鯨取りの血をひく青年・三郎は生まれ育ったカナダを出、祖国日本をめざす。時は明治。日本は列強ひしめく大海へと漕ぎ出そうとしていた。海軍に身を投じた三郎は、やがて自分が世界で演じることになる大きな役割をまだ知らない…海軍を軸に日英の絆を謳いあげる大歴史絵巻、開幕。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ニコル,C.W.
1940年、イギリス、南ウェールズ生まれ。カナダ北極地方の野生生物調査を皮切りに、世界各国でさまざまな環境保護活動に携わる。62年に初来日し、78年より日本に定住、95年には日本国籍を取得する
村上 博基
1936(昭和11)年生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
大河ストーリーの第二弾
「勇魚」に始まるニコル氏の大河小説の第二弾である。
「勇魚」の主人公であった甚助(銛一甚助=ジム・スカイ)の末子である銛一三郎の物語である。カナダに居住する甚助の末子三郎は、日本人への偏見に満ちたカナダを後にし、明治期の日本へ渡る。上巻では日本へ渡航した三郎が、江田島の海軍士官学校へ合格し、日英同盟を背景にした英国への留学、日露戦争での日本海海戦の勝利までを描いている。
「勇魚」の続編のつもりで手に取ったが、背景となるトーンが重苦しいし、暗い。父甚助が国禁を犯して海外へ渡航し自由と成功を手に入れたのとは逆に、三郎は軍という組織に入り「個」の能力を組織のために発揮しなければならない立場になるからだろう。もちろん、幕末と明治期の時代の変化もある。
己の夢のために己の腕と知恵だけを頼りに海外で成功した父と、日本という国のために、葛藤しながら自らの能力を発揮し夢を追おうとする子。置かれた環境が違いすぎるため、単純に比較は出来ないが、物語の背景となる日本人の誇り、気高さは共通である。また本シリーズ全作に共通する背景はもちろん「海」であり、たとえ陸にいても大きな時代の流れに翻弄される姿は、海での大時化にあらわれる船を連想させる。
日本陸軍軍人の描写の醜悪さ、日英双方の海軍軍人の描写の崇高さはそれぞれ過剰気味で少し気になる。これは、本作上下巻と続編二作にも共通する。ニコル氏の出自による贔屓や、もちろん創作上のデフォルメは含まれると思うのだが、少しくどさを感じた。
なるほど...
評価が低いというか、賛否両論なんだろうなと分かりました。
「勇魚」から入った人は、三郎の地味さが厭なんでしょうね。
私は「遭敵海域」「特務艦隊」から入ったので、この雰囲気に
すたっと入れました。
確かに父親のジム・スカイの方が華やかさがありますがね。




