鳩を飛ばす日 (文春文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #371777 / 本
- 発売日: 1996-10
- 版型: 文庫
- 253 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
僕は四年生、和菓子屋の一人っ子。ある日、従妹のみつ子がうちの子になるという。妹なんかいらないのに──「おしっこと神様」を改題
内容(「BOOK」データベースより)
ぼくは片岡聡、四年生で一人っ子。和菓子職人のお父さんの作るどら焼きは日本一おいしい。お母さんは涙もろくて怒りっぽい。ある日、遠くに住む従妹のみつ子がうちの子になるという。ぼく、イヤだ。妹なんかいらない―。できたての東京タワーがまぶしかった頃の、ふつうの家族の物語。
カスタマーレビュー
主人公聡のゆっくりと成長するさまがいとおしい
昭和30年代初めころ、東京下町、和菓子職人の一家の物語である。
主人公聡は4年生。聡は一度も会ったことの無いいとこのみつ子を迎えに、父親とふたりで北陸へ出かけて行く。みつ子は4人兄弟の3番目、父親が亡くなり生活に困っていることから、ひとりだけ聡の家にもらわれていく……。家族が減る側のさみしさと、家族が増える側のとまどいが、聡の目を通して語られる。
このころの庶民の家には電話も、家事を代わりにやってくれる便利な家電もない。生活も人生も人の手と足で一歩ずつ営まれていく、そんな時代の物語である。
今まで親子3人水いらずで暮らしていたのに、新しい家族がやってくるなんて……。とまどいゆらぎながら、ゆっくりと成長していく聡の姿を私はいとおしく感じた。そして、聡の父母が日々のできごとに一喜一憂しながらもまじめに生きていこうとする姿、素朴な彼らの心根の優しさが心に残った。
この物語を読み終わって、私は自分の子供のころの、ゆっくりと過ぎていった時間を思い出した。待つことも、物が無ければ我慢することもあたりまえで、贅沢や楽しいことなど簡単には手に入らなかった、あのころ。せっかちの私はその時代を懐かしいと思ったことはなかったが、この本のおかげでその平凡で平和な日々が優しく輝いて見えることに気づいた。
小学校高学年から楽しめると思う。
引き込まれる
「ドラゼミ」小学5年生のテキストで一部分を読み、興味深い文章だったので購入して読みました。家族の暖かさがひしひしと感じられる作品で、3日ほどで読み終わりました。久しぶりに泣きました。





