臨死体験〈下〉 (文春文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #63257 / 本
- 発売日: 2000-03
- 版型: 文庫
- 526 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
眩い光、暗いトンネル、亡き人々との再会──死に臨んで人が体験する不思議なイメージの世界を極限まで追究。大反響を呼んだ大著
内容(「BOOK」データベースより)
科学はどこまで臨死体験の核心に迫りうるのか。生物学者や神経学者は、様々な実験や仮説によってそのメカニズムの解明に挑み、成果をあげてきた。しかし、なお謎は残る。蘇生した人々はなぜ、本来、知るはずのない事実を知ってしまうのだろうか…。構想、取材、執筆に五年。発表と同時に大反響を呼んだ著者渾身の大著。
内容(「MARC」データベースより)
人は「死に対する恐怖」と長い間格闘してきた。自分の存在がこの世からなくなる恐怖、死後の世界に対する恐怖…。そういう状況にあって、臨死体験は「死」に関する本当の情報を与えてくれるものなのだろうか…。*
カスタマーレビュー
臨死体験を科学的に解明する
臨死体験を科学的に説明しようとすると、「現実体験説」と「脳内現象説」の二つになる。著者はどちらかというと「脳内現象説」の方向で説明しようとしているようだ。といっても、現実に死後の世界が存在し、臨死体験の際に実際に霊魂が体内から離脱するという(有り得そうにない)仮設も決して否定はしていない。要するに、臨死体験という現象について、どこまでが科学的に解明された事実であるかという点を調べ上げ、その事実をふまえた上で、どちらが正しいかどうかは各々個人に任せようというのが著者のスタンスだろう。
「脳内現象説」を強く支持する根拠は数多くある。例えば、ペンフィールドが、生きたままの患者の脳を電極で刺激した実験では、脳内のある特定の場所を刺激した際に、患者は「体外を離脱したような感覚」を実際に実感して報告するらしい。つまり、「体外離脱」という現象は脳内の特定の場所が活性化されたときに起こる反応のようだ。このことは最近の論文でも報告されている事実だ。
もう一つ興味深い説明は「感覚遮断」だ。脳は常に外界のみならず、自分の身体からの情報(体性感覚)も受け取っている。この身体からの情報が受け取れなくなったらどうなるか? 自分の身体を感じ取れなくなり、脳内の意識だけが存在する事になる。このことこそ、意識と身体がずれる感覚、つまり体内離脱の感覚なのではないか? なかなか面白い説明だと思った。
実は私自身も「体外離脱のような体験」がある。5歳ぐらいのころ海でおぼれたときに、なんとなく自分がふわふわ浮いていて安らかな気持ちになっているのを感じていた。別に死にかけたわけでもないのだが、そのときの感覚は今も忘れていないのだ。
非科学現象の科学的考察
科学実験とは、同じ条件下で実験すれば同じ結果(データ)が、いつでも誰でも得られるというのである。 従来の科学では、そうした実験ができないものや、同じ 結果を得られない物は非科学的なものとして排除されてきた。 ところが、この本は、従来排除されていた非科学現象と いうべき臨死体験に、科学的考察をしていくルポである。
考えてみれば、現代科学は、実験不可能なマクロ (ビックバンやブラックホール)やミクロ(クウォーク) などを考察しているのだから、こういう意識レベルの問題 も、科学の範疇にはいったのかもしれない。 とにかく面白いし、世界中にはこういった事を研究して いる人々がいるのかという事がわかってびっくりもした。 上下2冊一気に読み切りました。
我々の脳に仕掛けられたパラドックス。そして真理へのヒント
~人間は、いや生きとし生けるもの全ては「死」を忌み嫌い恐れるものですが、それは肉体そのものを喪失する恐怖と、死後の世界が解明されぬ闇の中の不安で在ると言う理由からでしょう。しかし神秘あるいは宗教的真理を否定する所から出発したはずの「科学」も、歴史を重ね現代最先端科学の現場ではその「神秘」を検証・下手をすれば証明する皮肉な様相を呈して~~います。政治から科学まで現代日本が誇る論客・立花隆がその神秘の世界を考察するのも時代の要請と言う物でしょう。
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本書のみならず起死回生を果たした人々が語る臨死体験は様々な形で紹介されています。どれも共通したイメージが語られ、ゆえに暗示や死期に際した脳が特異な幻覚を生成するのだと、一応の科学的な解明?が成されなかば定説とされてます。しかし大脳生理学者ワイルダー・ペンフィールド博士による生体実験(電極刺激による脳の感覚地図検証)で右側頭葉にあるシル~~ベウス裂を電極刺激してみると肉体から魂が抜け出す感覚=幽体離脱の感覚が起こる事が発見されています。死に際して脳が放電異常を起こしこの回路が刺激され、人は魂が抜け出す意識体験をする。だから臨死体験は幻覚であるとされるが、これは矛盾してはいないだろうか。そもそも魂が実在しないのなら、なぜそんな回路が脳に仕掛けられていなければならないのか~~。さらに何の目的でそんな回路が「設計」されているのか。進化論の偶然は「設計」などしません。設計とは「意思」が成し得る行為です。その意思とは何者なのか。我々はそれを「創造主」「神」と抽象的に呼ぶしかありません。私はこれらの状況証拠からみても、やはり死後の世界はこの現実世界以上にリアルな世界であり、我々の実態はこの肉体では無く「脳」と~~いう臓器でも無く、「魂」とよばれる実体なのだと思わずにはおれません。時代遅れの科学で武装し神秘を「科学的では無い」と斬り捨てる唯物論者の方々はぜひご一読を。~





