臨死体験〈上〉 (文春文庫)
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商品の詳細
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- 発売日: 2000-03
- 版型: 文庫
- 490 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
眩い光、暗いトンネル、亡き人々との再会──死に臨んで人が体験する不思議なイメージの世界を極限まで追究。大反響を呼んだ大著
内容(「BOOK」データベースより)
まばゆい光、暗いトンネル、亡き人々との再会―死の床から奇跡的に蘇った人々が、異口同音に語る不思議なイメージ体験。その光景は、本当に「死後の世界」の一端なのだろうか。人に超能力さえもたらすという臨死体験の真実を追い、著者は、科学、宗教、オカルトの垣根を超えた、圧倒的な思考のドラマを展開する。
カスタマーレビュー
生の事実満載でそれなりに説得力があった
構想・取材に5年というだけあって、超大作。読み応えありました。
あれだけ膨大なナマの事実の山から、一定のルールを推論し仮説を立てていく過程は、冒険小説を読んでいるようなわくわくするようなスリルがある。
臨死体験(まばゆい光・トンネル体験・体外離脱など)の原因には、大きく分けて、1.現実体験説(肉体が滅んでも精神は違う次元の世界で維持・存続することを前提に、臨死体験は、その違う次元の世界を垣間見た体験と位置づける)と2.脳内現象説(肉体が滅べば精神も無になることを前提に、臨死体験は、(主に)肉体が生命の危機に陥ったときに側頭葉に変化が起こって脳内に生じたイメージと位置づける)の2つの考え方があるそうだ。
立花氏の分析および近時の学説だと、2.の脳内現象説がやや優勢のようだが、結論部分で、多少1.を信じる余地も残しておいてくれたあたりが、よかった。
面白い!!
まず、読み出して一番驚いた事の一つに、私が想像していた以上に欧米の学者や医師の方が 「臨死体験」に興味を持っており、何らかの形で解析していこうと頻繁にシンポジュウムなど開催している事実にあった。文中にも『科学にとって第一に重要なのは、現象そのものである。いかに異常な、あるいは超常的な現象であろうと、現象が存在するなら科学はそれを考察の対象の中に採り入れなければならない。』、と断言している。
私は、アメリカ人やヨーロッパの人達は基本的に「有物主義」で霊や魂などと言う話到底受け入れる訳がないと思っていた。そして読んでいて一番驚いたのは、アメリカ人で国際臨死研究協会の会長でもあるケネス リング(大変有名な人らしい。知りませんでした、、) が述べた「臨死体験」に対するある仮説にある。リング曰く、『例えばダーウィンの進化史を辿ってみると、水中生物が突然陸に上がったり、空を飛ぶようになっり、突然人間が現れたりと突発的な飛躍的進化が見られ。そしてその飛躍と同じよう、今人間という生物になにか肉体的なモノから時間的概念から外れた何か4次元的な存在(魂)へ突発的進化の前兆としてこの「臨死体験」の現象を見ることができるのではないだろうか?人間は今だ進化の途中にあり、多くの臨死体験者はその先駆けである。
彼等は病や交通事故などで一時的に肉体的限界に陥った際、本来人間があるべき完成形、これから進化する姿を垣間見ただけではないだろうか?』と言っている。この仮説には、とにかく眼からウロコの驚きを覚え、それと同時に何か未来に今私達が想像しているのとは正反対の世界が展開されていく気がしてワクワクしてきた。 死ぬ程痛い目に遭うのはすごく嫌だけど、「臨死体験」はちょっと経験してみたくなった、、
臨死体験へのわかりやすい切り口
著者の立花隆氏は、脳や宇宙に関して非常に完成度の高い本をいくつか発表しているが、この本も相変わらず面白い。数多くの「臨死体験」例を紹介し、わかりやすく解説している。臨死体験というとカルト的な印象があり、少し敬遠したいテーマだと感じていたが、この本を読んで考え方が大きく変わった。
著者は臨死体験に対して科学的な説明を与えた上で、それでも現在の科学では理解不可能(将来的には科学的説明が可能かもしれないが)な分野があることを示している。単に説明するだけにとどまらず、読者が自分で考えて結論を下す余地を与えているので、読み進めるほどに好奇心をくすぐられ、ついついページをめくりつづけてしまった。
最終的には結論もはっきりしており、綺麗にまとまめられていた。不必要な箇所も多いのではないかと感じたが、全体的には非常に面白い。脳、宇宙、時間、生死などに興味を持つ人は読むべきだと思う。





